前半戦のクライマックス帝王賞ではテーオーケインズの勝利で終わった。
ダート界もいよいよ後半戦へと突入していくなか、その最初を飾る交流重賞「スパーキングレディーカップ(JpnⅢ)」が、7月8日の川崎競馬場で開催される。
このスパーキングレディーカップは、牝馬限定のマイル戦で1998年からJRAとの交流重賞となった。
いままでに地方所属馬が勝ったのは、わずか3頭しかいないが、その中にカジノフォンテンの母・ジーナフォンテンがいて2002年に勝っている。
しかし、現在JRA勢が12連勝をしており、地方所属馬には厳しいレースとなっている。
今年もJRAから4頭が出走してきたので、少し紹介しよう。
③ウルトラマリリン/オープン実績は無く距離も1400mに実績があるため、1600mの今回は厳しい!? しかし戦略家の福永祐一騎手が騎乗してきたのが怖い。
⑤テオレーマ/前走のマリーンカップ(JpnⅢ)で初重賞制覇を飾り勢いに乗る優勝候補筆頭の1頭。
⑥フェアリーポルカ/芝重賞2勝の実績はあるが、前走のマリーンカップで初のダートを経験。4着と掲示板には入ったが血統背景からも、ダートは厳しいか!?
⑧リネンファッション/前走を勝ってオープン入り。今回が初の重賞挑戦となる。鞍上にスパーキングレディーカップ最多の4勝を挙げている武豊が騎乗、テオレーマの相手候補筆頭。
4頭ながら今回も怖いメンバーが揃ったJRAに対して、連敗を止めたい地方所属馬の有力馬を紹介しよう。
①サルサディオーネ/交流重賞2勝の実績があるベテラン牝馬。得意の逃げが決まり3勝目を挙げられるか?
④マルカンセンサー/交流重賞では2019年のTCK女王はで2着の実績があり、牝馬限定戦なら、今回も好走する可能性が高い1頭。
⑦グランデストラーダ/JRA時代は準オープン止まりも、地方移籍後に実績を積んで来た1頭、掲示板どころか3着以内の可能性も。
有力メンバーを紹介したが、⑤テオレーマの優位性は動かず、ここを勝って重賞2連勝とする可能性が大きい。
問題は2,3着争いだが、川崎では勝ちこそ無いが3着以内の好走が多い①サルサディオーネと、レジェンド騎手・武豊の手綱捌きが怖い⑧リネンファッションの2頭を推奨したい。
果たしてJRAの連勝となるのか!? 地方所属馬が連敗を止めるのか!?
発走は7月8日 川崎競馬場 11レース 20時10分予定。
公開日:2021.07.07