チーム唯一のヒット放った中野拓夢
7月11日に甲子園球場行われた読売ジャイアンツ戦に、「8番・遊撃」で先発出場した中野拓夢は、3打数1安打とチーム唯一の安打を放ち8試合連続安打を記録し、存在感を放った。
3回、先頭打者で打席に立った中野拓夢は、読売ジャイアンツ先発の高橋優貴の5球目119キロのスライダーをうまく捉え、泳ぎながらもセンターへヒットを放ち、この試合阪神タイガースが高橋優貴から奪った唯一のヒットとなった。
守りでも7回に岡本和真の三塁寄りのゴロを、素早いワンバウンドスローで刺すなど4個のゴロをさばき、自慢の守備力で巨人に攻撃の隙を与えなかった。
この試合でチーム唯一のヒットを放った中野拓夢は、7月に入り、ノーヒットは1試合のみで、8試合連続安打を記録し、7月打率.333と打撃復調を示している。
6月25日のDeNAベイスターズ戦から6試合連続、24打席連続ノーヒットと疲労の蓄積により、調子を落としていた中野拓夢が7月に入り、再浮上を始めた。
自身が口を酸っぱくするくらい言い続けている佐藤輝明に負けず、新人王を取りにいくという目標を実現する為、打率3割超は必須条件となるだろう。
ここからさらに打撃の調子を上げ、リーグ後半戦もヒットを量産し、再度打率3割に浮上し、首位打者争いを繰り広げる活躍ができれば、中野拓夢の新人王も現実味を帯びてくるに違いない。
公開日:2021.07.12