初の実戦形式の練習に臨んだ高橋遥人
7月13日に行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦後に、右脇腹筋挫傷からの復帰を目指す高橋遥人が、打撃投手を務めた。
栄枝裕貴、高寺望夢を相手に打撃投手を務めた高橋遥人は、52球を投じ、安打性の当たりは6本、最速は146キロだった。
初の実戦形式の練習で栄枝裕貴、高寺望夢と3回ずつ対戦した高橋遥人は「自分の感覚と合ってくれば前よりもいい球を投げられる感覚はあるんですけど、そこがうまくいってない。変化球は全然オッケーで真っすぐがちょっと弱い。打者に対して投げられたのはすごく進んだかなと思う」。と振り返った。
高橋遥人の52球を確認した安藤2軍投手コーチは「(直球より)変化球の方がちゃんと投げられているかなという感じだった。状態が良ければ(次は)シート(打撃)とかに入っていこうかなと思う」。と次のステップへ進ませる意向を明かした。
高橋遥人は2月16日の楽天イーグルス戦の登板後、違和感があった為、沖縄県内の病院で診察を受け、「右脇腹の筋挫傷」と診断され、キャンプでは別メニュー調整となり、開幕後も2軍で戦列復帰へ向け、慎重に調整を進め、3月上旬にはキャッチボールを再開したが、3月下旬に再びコンディション不良で投球再開のメドが立たなくなっていたが、6月8日に離脱後初となる投球練習を再開していた。
いよいよ実戦形式の練習にまでステップアップしてきた高橋遥人には、リーグ後半戦で自分の納得のいく投球ができる状態で復帰してもらい、阪神タイガースのリーグ優勝をさらに加速する活躍を披露してもらいたい。
公開日:2021.07.16