7月20日に盛岡競馬場で交流重賞「マーキュリーカップ(GⅢ)」が開催される。
昨今の交流重賞では、あっと驚く活躍をしてたびたび波乱を演出している地方競馬場所属の馬達がいる。
7月に入って、スパーキングレディーカップで大井のサルサディオーネが、JDDで船橋所属のキャッスルトップが、それぞれ勝ってJRA勢を撃破してきた。
その勢いに乗って、マーキュリーカップ開催地の盛岡競馬場でも、地方所属馬が活躍しそうなメンバー構成となった。
まずは、中央所属の意地を見せたいJRA勢の馬を紹介しよう。
②マスターフェンサー
昨年のマーキュリーカップ勝ち馬で、そこから交流重賞3連勝を決めたが、今年に入って2戦を消化したが、3着以内にも入っていない状況。
さらに今年は、昨年勝った斤量54kgから58kgと4kgも多く、勝つのは厳しい状況。
③バンクオブクラウズ
重賞やオープン勝ちは無いが、近3走で全て2着と好調を維持している。今年3月に参戦した初の交流重賞・名古屋大賞典で2着と地方馬場でも結果を残しており、今回は恐い存在の1頭。
⑦ラストマン
条件戦を勝って臨んだ前走のオープン競走で7着と沈んだが、地方馬場に適正を見いだせれば好走も!?
⑨ヒストリーメイカー
末脚が魅力だが、勝ちきれていない現状に終止符を打つことが出来るのか!? 近2走を連続2着と好調のため勝利に近い1頭。
⑪デルマルーヴル
昨年前半は交流重賞で好走していたが、後半以降の近6走すべて掲示板すら入れていない中で、未だ復調気配すら見えて来ない状況、今回も厳しい。
以上がJRA馬で、勢いがある馬はバンクオブクラウズ、ヒストリーメイカーぐらい。あとは復調するかどうかという馬達という状況。
対する地方馬の中でJRA勢を脅かすことが出来る2頭を紹介しよう。
①クインズサターン
JRA時代はオープン競走では勝てなかった馬。しかし、昨年ホッカイドウへ移籍し、ホッカイドウ競馬の有馬記念「道営記念」を制覇!! 今回のJRAのメンバーであれば、勝っても不思議ではない1頭。
④エンパイアペガサス
長らく岩r手競馬のトップホースとして活躍している1頭。交流重賞ではJRAの壁に撥ね退けられてきたが、今回は3着以内に入る可能性が!! 簡単に切ることの出来ない1頭。
やはりJRA所属馬が力を見せつけるのか!? それとも地方所属馬が割って入るのか!?
出走は7月20日 盛岡競馬場 10レース 16:50予定。
公開日:2021.07.19