お祭りムードの雰囲気にも、自分を見失わなかった115kmのスクリュー
前半戦、巨人のピッチャーMVPを決めるとしたら高橋優貴で間違いないだろう。
チーム最多の15試合に先発登板して9勝3敗、防御率2.51という成績。
昨年、たったの1勝しか出来なかったピッチャーとは思えない活躍ぶりだ。
7/16のオールスターでは堂々とセ・リーグの先発投手という大役を果たした。
最近の「オールスターはストレートで押さないとダメ」のような風潮がある。
実際にパ・リーグの先発だった山本由伸は真っすぐでグイグイ来るオールスター仕様のピッチングだった。
しかし、高橋優貴は自分を見失わないシーズン通りのピッチング。
レアードを三振に打ち取った115kmのスクリューなんて高橋優貴の真骨頂。
優しい顔をしている高橋優貴だが、メンタルは図太いものを持っていることが改めてうかがい知れた。
後半戦のスタートは8/13の中日戦。
この日の先発マウンドにいるのが今シーズン2人目の開幕投手と言っていいはず。
菅野智之も戸郷翔征も山口俊だっていることは重々承知している。
しかし、高橋優貴に期待したい巨人ファンは多いはずだ。
公開日:2021.07.21