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3年ぶり14度目の甲子園出場決めた浦和学院に注目!埼玉地区の甲子園での戦いとは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:西沢直

全国49地区 夏の大会データベース
【埼玉】

夏の埼玉代表といえば、近年は花咲徳栄が5大会連続で甲子園出場中と、圧倒的な存在感を見せている。この夏も花咲徳栄は大本命。その牙城を崩せるのか、どこが崩すのか。


《2021年 センバツ結果》健大高崎 2回戦

●甲子園での戦い&夏の展望
花咲徳栄?浦和学院?ダークホース昌平か?徳栄の牙城は崩れるのか

 春の浦学、夏の徳栄ーー埼玉の高校野球ファンの間ではお馴染みの法則だ。新チームになった秋から春季大会にかけては浦和学院が一歩リードして埼玉代表になるのだが、夏になるとチームの完成度を上げてくる花咲徳栄が圧倒的に強いのだ。実際、花咲徳栄は夏の甲子園に5大会連続で出場中だ。

では、この夏はどうか? 法則どおり、春季大会は宮城誇南擁する浦和学院が優勝し、関東大会でも8強入りを果たした。花咲徳栄はというと、春季大会準Vののち関東大会でも8強入り。試合を重ねるとともにチーム力が上がっていった。この夏も花咲徳栄が大本命といってよさそうだ。

なにしろ今年はタレント揃い。どこからでも点を奪える強力打線が売りだが、松田和真や堀越啓太、金子翔柾、柿沼昂希らプロ注目の4投手からも目が離せない。

この圧倒的2強に割って入ろうとしているのが、昌平を筆頭に上尾、春日部共栄、浦和実業、埼玉栄、立教新座など。特に昌平の吉野創士は高校通算48本塁打というプロ注目のスラッガーだ。ダークホースとして昌平がジャイアントキリングを巻き起こすようなことがあれば、夏の埼玉大会はいっそう面白くなりそうだ。

過去10年埼玉 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【関東編】

本命vs対抗の2強対決にいくつかの強豪が絡み、「今年は強い」とされる中堅校がサプライズ的に引っかき回す──。それが関東各地区の基本的な構図だが、今夏はその構図に微妙なズレが生じている。やはり本命か? それとも対抗か? はたまたサプライズが起きるのか?

初夏の関東地方大会に例年にない異変が?!

関東の夏の地方大会に限っていえば、本命対抗(ライバル校)の争いが軸になる。その軸に、春季大会ベスト4やベスト8の常連チームや中堅ながら「今年は強い」とされるチームなどが絡む、というのが基本的な構図だ。対抗勢力がジャイアントキリングを巻き起こすこともあるが、おおむね本命や対抗が勝ち抜く。チームの仕上げ方や県大会の戦い方をよく知っているからだ。

ところが今夏、いくつかの地区でその軸が微妙に揺らいでいる。

たとえば埼玉。花咲徳栄や浦和学院をおびやかしているのは吉野創士擁する昌平だ。あるいは千葉。有薗直輝擁する新興勢力・千葉学芸の勢いに注目が集まっている。

群馬では前橋育英と健大高崎の決勝は風物詩的行事といえるが、関東学園大附や東農大二の猛追はスルーできない状況だ。山梨もまた歴代最強と呼ばれる駿台甲府の勢いが注目されている。今夏、本命や対抗は絶対王者とは呼べないのである。

だからこそ面白い。だからこそワクワクする。だからこそ目が離せない。今年の関東も熱(暑)い!

過去5年 関東地方大会結果

『がっつり!甲子園2021』7月5日発売!

2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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