バックスクリーン直撃の3ランHR放った島田海吏
8月6日に行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「2番・中堅」で先発出場した島田海吏は、3打数2安打4打点1HR2四球2盗塁とバックスクリーン直撃の3ランHR含む4打点の活躍で、リーグ後半戦での1軍昇格に大きなアピールをした。
初回、先頭打者の江越大賀がフェンス直撃のスリーベースヒットを放ち、ノーアウト3塁のチャンスの場面で打席に立った島田海吏は、広島カープ先発の中村祐太の初球ストレートを捉え、先制タイムリーヒットを放つと、2回2アウト1、2塁のチャンスの場面で、再び中村祐太の3球目カットボールを振り抜き、バックスクリーン直撃の3ランホームランを放ち、4打点を挙げる大暴れを見せた。
走っては、1回と6回共にロハス・ジュニアの打席で盗塁を敢行し、見事二つとも成功させ、シーズン通算21盗塁とし、断トツの盗塁王となっており、首位打者争いでも、変わらず打率.344と独走している。
バックスクリーン直撃の3ランHR放った島田海吏は、自分のスイングがしっかりできたことに満足の表情を見せた。
今シーズンは5月に島田海吏は1軍昇格を果たし、4試合に出場するも、全て代走、守備固めでの途中交代でも起用で打席に立つことはなく、5月11日のオリックスバファローズ戦から2軍に合流し、リーグ前半戦は悔しい思いをした。
しかし、その悔しい思いをバネに2軍で大きく成長し、エキシビションマッチでは2試合連続安打で1軍で活躍する投手相手でも、しっかりと自分のバッティングが通用することを証明した。
矢野監督もバックスクリーン直撃の3ランHR含む4打点の大暴れで打撃好調の衰えを見せない島田海吏をリーグ後半戦どのように起用していくかうれしい悩みで頭を抱えている。
残り3試合となったエキシビションマッチでもしっかりと結果を残し、島田海吏にはリーグ後半戦で、阪神タイガースのリーグ優勝へ向け、阪神タイガース打線の起爆剤として、大車輪の活躍を期待したい。
公開日:2021.08.07