《結婚は“愛”だけで乗り切れる?》 価値観のズレ・お金・子ども…”全国の20~40代の男女550人への調査で見えた、結婚生活の落とし穴と“トラブルを未然に防ぐ方法”とは~弁護士法人mamori調べ

弁護士法人mamori
結婚前の話し合いで未来は変わる?令和のカップル・夫婦の「取り決め意識」を徹底調査


"同棲・結婚における取り決め"に関する意識調査より


「結婚は愛があれば大丈夫だと思っていたのに、生活が始まると価値観の違いに戸惑う―」
こうした声は珍しくありません。恋愛と結婚は別物であるという考え方が広がり、同棲や共働きが一般化している現代においても、夫婦間のトラブルは後を絶たないのが現状です。離婚件数は年間17万件台で推移しており、その背景には「価値観のズレ」や「話し合い不足」があると指摘されています。

結婚生活で生じる問題の多くは、家事分担や金銭管理、生活ルール、働き方などを事前に取り決めることで未然に防ぐことができる可能性があります。それでも現実には、こうした項目を十分に話し合わずに結婚するカップルが少なくありません。近年は若年層を中心に、結婚前の取り決めや婚前契約への関心が高まり、離婚を“失敗”ではなく“リスク管理”として捉える意識も広がりつつあります。
こうした背景を踏まえ、弁護士法人mamori全国の20~40代の男女550名を対象に、「"同棲・結婚における取り決め"に関する意識調査」を実施しました。(インターネット調査)

<調査概要>
調査概要:"同棲・結婚における取り決め"に関する意識調査
調査期間:2025年11月20日
調査機関:WEBアンケート(設問選択・記述式)
調査対象:日本全国在住の20~40代の男女
調査人数:550人


【20~40代男女への”同棲・結婚における取り決め"に関する意識調査】概要まとめ
- 全体の4割以上が家事・お金等のルールを決めたいと思っている
- 実際に取り決めを作ったことがある・検討中の人は約4分の1
- 約半数が”婚前契約”に関心あり
- 結婚生活で最も揉めやすい項目は「お金」と「価値観」
- 全体の約4分の3が取り決めを行うことによってトラブルが回避できると考えている


4割超が「ルールは必要」と実感、結婚前の不安感が浮き彫りに
結婚や同棲を前に、家事やお金のルールを決めたいと考える人が一定数いることから、多くのカップルが生活を始める前に将来の不安や摩擦を意識していることが分かります。これは恋愛感情だけで生活が成り立つのではなく、日常の細かい調整や責任の分担が重要であるという現実的な視点が、若年層でも広く浸透していることを示しています。加えて、ルールの必要性を感じつつも決めきれない人がいることは、心理的な抵抗や相手への遠慮が存在することを示唆しており、意識の高さと行動のギャップが課題であると言えます。

“取り決め”の作成経験は1割強、ほとんどのカップルは未実施
実際に取り決めを作った経験がある人はわずか1割強にとどまり、ほとんどのカップル・夫婦はまだ作っていないことが分かりました。これは、結婚前にルールを話し合う重要性を理解していても、具体的な行動に踏み切るハードルが依然として高いことを示しています。さらに、現在検討中の人も少数にとどまることから、情報不足や心理的な抵抗、パートナーとの話し合いのタイミングが障壁になっている可能性が高いと言えます。

婚前契約への関心はあるが、知識不足が普及の障壁に
婚前契約に前向きな人や必要性を感じる人は存在する一方、詳しく知らない、または抵抗感を抱く人も少なくありません。これは、婚前契約が現代の離婚リスク管理や安心感確保の手段として有効であると理解されつつも、具体的な情報不足や心理的な抵抗感が普及を妨げていることを示しています。加えて、婚前契約に前向きな層の多くは、離婚リスクや将来の不確実性に対する備えとして契約を捉えており、従来の「愛だけで結婚」という考え方からの意識変化が進んでいることが見て取れます。

揉めやすいテーマは“お金と価値観”、生活実務より心理的ズレが影響
結婚生活でトラブルになりやすいテーマとして、お金や価値観が目立つ結果となりました。家事や生活習慣といった日常的な作業よりも、心理的な価値観のズレや金銭管理に関する認識の差が、夫婦関係における摩擦の大きな要因となっていることが読み取れます。さらに、こうしたテーマは双方の感情や価値観に直結するため、単なるルール作り以上に相互理解や話し合いの質が、結婚生活の安定に大きく寄与することが示唆されます。

事前取り決めで安心感は得られるが、万能ではない
事前にルールを決めることは結婚後のトラブル防止に一定の効果を持つと考えられていますが、すべての問題を回避できるわけではありません。トラブルの発生には個々の状況や相手の対応も影響するため、取り決めはあくまで“安心感を高める手段”であり、柔軟な話し合いや理解が併せて求められることが分かります。加えて、取り決め自体が形式的にならず、双方が納得感を持つプロセスで話し合われることが、実際のトラブル抑止に最も効果的であることも示唆されます。

まとめ
今回の調査から、結婚や同棲における取り決めは、一部のカップルだけでなく多くの人にとって関心の高いテーマであることが分かりました。家事分担や金銭管理、生活ルール、働き方など、日常の細かい調整は誰にとっても必要ですが、事前に話し合いを行わないカップルも少なくありません。恋愛感情だけで生活が成り立つと考えてしまう心理や、相手への遠慮、話し合いのタイミングの難しさが影響していると考えられます。

取り決めの作成経験はごく少数にとどまり、ほとんどのカップルはまだ実施していません。これは、必要性を理解していても心理的なハードルや情報不足により具体的な行動に踏み切れない現状を示しています。婚前契約についても、前向きな意識はあるものの、詳しく知らない、あるいは抵抗感を抱く人が多く、情報不足や心理的障壁が普及を妨げていることが読み取れます。さらに、結婚生活で揉めやすいテーマはお金や価値観が中心であり、日常的な作業よりも心理的なズレや金銭管理の認識差が摩擦の大きな要因となっています。事前に取り決めをしてもすべてのトラブルを防げるわけではなく、双方の納得感や柔軟な話し合いが不可欠です。

総じて、取り決めや婚前契約はカップルに安心感をもたらす重要な手段ですが、情報不足や心理的抵抗が行動を阻む現状が浮き彫りになりました。社会全体で「結婚前の話し合いは自然で必要な行動」と捉え、具体的な情報やサポートを広めることが、夫婦関係の安定化につながると考えられます。
こうした背景から、弁護士法人mamoriは、カップルが安心して結婚生活を始められるよう、取り決めや婚前契約に関する正確な情報提供と法的サポートを含む支援に取り組んでまいります。

\婚前契約や夫婦トラブルで悩んでいる方へ/
「結婚前にルールを決めておいた方がいいの?」
「離婚や財産分与の際にどう備えればいいの?」

現代の結婚生活において、家事分担や金銭管理、働き方などのルールは、単なる生活の便利さだけでなく、後々のトラブル防止という重要な役割を持っています。事前に取り決めや婚前契約を行わずに結婚すると、価値観のズレや経済的なトラブルが原因で、感情的な衝突だけでなく、財産分与や離婚、慰謝料請求といった法的問題に発展するケースもあります。

弁護士法人mamoriは、こうした夫婦間のトラブルや婚前契約に関する相談に対して、冷静かつ実効性のあるサポートを多数提供してきた実績があります。

【私たちが大切にしているスタンス】
・感情と法の両面から支えること
心の葛藤に寄り添いながら、法的に守られる権利を明確にし、前に進む力を支えます。
・「一人で悩ませない」姿勢
相談者の不安や疑問を受け止め、安心して話せる環境を提供します。
・現実的な解決にこだわる
感情論だけでなく、婚前契約の内容確認や離婚・財産分与の交渉、証拠整理など実務レベルでの支援に注力します。

弁護士法人mamoriは、相談者一人ひとりの状況に合わせて最適な選択肢を提示し、安心して結婚生活をスタートできるよう支援します。話すだけでも心が整理され、先を見据えた判断がしやすくなることも少なくありません。まずはお気軽にご相談ください。

\婚前契約や離婚・慰謝料請求についての詳細はYouTubeでも解説中/