佐藤健寿写真展「U.F.O.」を開催

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親)は、キヤノン S タワー1階キヤノンギャラリー S (所在地:東京都港区)にて、2025年5月15日より、佐藤健寿写真展「U.F.O.」を開催します。 ●概要 ○開催期間:2025年5月15日(木)~2025年6月24日(火) ○開館時間:10時~17時30分 ○休 館 日:日曜日・祝日 ○会 場:キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S (住所:東京都港区港南2-16-6) ○アクセス:JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分 ○入 場 料:無料 ●展示内容 世界各地の“奇妙なもの〞を対象に、博物学的・美学的視点から撮影を続けている写真家、佐藤健寿氏。およそ20年もの長きにわたり、世界を旅しながら、多様な文化や民俗、そして、その土地土地に生きる人々の姿を見つめてきました。 本展では、2003年の初期作品から2025年の新作まで氏の旅の軌跡を通して、摩訶不思議な世界だけでない、ニュートラルな視線で撮影された作品140点を展示いたします。 ●展示予定の作品 ●作家コメント 唐突に、ある光景を思い出すことがある。 およそ20年近くも世界をうろうろしていると、旅の中で見た膨大な光景が、いつしか記憶の中で混ざり合って、突然、頭の中でフラッシュバックするのだ。記憶の彼方から現れる光景は、いつも支離滅裂で、限りなく未知に近い。 引き出しの奥から突然出てきた古い写真のように、本来の場所から切り離されて、意味を失くした光景。ここはポンペイ島の蒸し暑いホテルか、ペルーのうら寒い安宿か、極寒のヒマラヤの山小屋か、ポルトガルの小さな教会か、薄汚れた西安の食堂か、あるいはネバダの砂漠、エリア51近くのモーテルだったか。 映画を見た夜、何気ないワンシーンがふいに蘇るように、フラッシュバックするのは、旅の最中は意識すらしなかった、名前も知らない景色ばかりだ。そして次には、それが果たしてどこに属すべきものだったかをしばし考える。自分は本当に、ここにいたのだろうか。 旅から帰って写真を眺めるたび、撮ることができたものよりも、撮れなかったもののことを考える。写真に写せなかったもの、あるいは写らなかったもの。何かを撮影するということは、それ以外の何かを切り捨てることと同義だ。 未知のもの/ Unknown、忘却したもの/ Forgotten、見過ごしたもの/ Overlookedーーー写真が世界のネガとしてあるように、見えるものとは、常に見えないものの反照にすぎない。 佐藤健寿 ●撮影者プロフィール 写真家。『奇界遺産』シリーズ(エクスナレッジ)は写真集として異例のベストセラーに。ほか著書に『世界』『PYRAMIDEN』、『CARGO CULT』など。TBS系「クレイジージャーニー」ほか出演多数。写真展は過去、ライカギャラリー東京/京都、高知県立美術館、山口県立美術館、群馬県立館林美術館などで開催。「佐藤健寿展奇界/世界」は全国で巡回し13万人を動員。

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