日本記録を24Kg更新する、とどめのようなすごい試技も！パラ・パワーリフティング大会結果
今大会、最優秀選手賞を受賞
男子97Kg級 田中翔悟 （三菱重工高砂製作所）記録：195Kg（日本新） これまでの日本新記録（171Kg）を24Kgも更新し、会場を大いに沸かせる大活躍を見せました。
（コメント）
第一試技の180kgを失敗し思わぬ展開となってしまいましたが、第2・第3試技と取り直し、結果としては自身初となる日本記録を獲得することが出来ました。
兵庫県で応援してくれる仲間や愛する家族にかっこいい姿を見せることが出来て心から嬉しく思います。
この競技を始めた頃は夢にすら見たこともなかった大堂さんという大きな壁を超える日が近づいてきたように感じます。世界選手権ではとてつもなく高かった壁、大堂さんの記録198kgを必ず超えてみせます！■インパクトのある試技をした選手
男子80Kg級 日野雄貴（シンプレクス・ホールディングス株式会社） 世界選手権派遣標準記録であった178Kgを、失敗判定とはなったものの、最後まで挙げることでコーチからも今大会で、とてもインパクトがあった、として名前があがった日野選手のコメントをご紹介します。
（コメント） 今日の試合は過去最高にハードで楽しい試合でした。
世界選手権出場権をかけ、標準記録の178kgを目標に試合進行を行いました。第2試技175kgでは、挙上途中にバーが若干静止し失敗。第3試技178kgではどうにか粘り強く挙上するもバーの傾きで失敗となりました。今大会は今までとは違い、非常に自信の無い試合でした。しかし、応援頂いた方々の気持ちを乗せて、どうにか挙上する事ができ、皆様へチャレンジする姿勢を見せられたのでは無いかと思います。今後、日本記録や世界選手権出場での自己ベスト更新、まずはそこを狙い、アジパラやロスパラに繋げていきたいと思います。女子の最優秀選手賞を獲得、日本新も樹立
女子55Kg級 中村光（日本BS放送株式会社） 世界選手権派遣標準記録の77Kgには届かなかったが、日本新記録を樹立し、また今大会、女子の最優秀選手賞を獲得しました。
（コメント）
東京での最後の練習が調子よくなかったため不安な気持ちでした。試合当日、第1試技を失敗しましたが、第2試技・第3試技を成功し、日本新記録の73Kgを成功させる事ができよかったです。特別試技で挙げられなかった75kgは、次は必ず成功させたいです。試合を振り返って
吉田進 強化委員長 コメント
日本選手がロスで輝くためにはまず10月のエジプト世界選手権に参加しなければなりません。その参加標準突破を目指す選手とまだ初心者が同じ場で戦うのがチャレンジカップ。それぞれ気合の入った良い試合でした。 満足できた結果を出した選手も、結果に泣いた選手も、さらなる上を目指すきっかけになったと思います。それぞれの選手の気合と願いが爆発した良い試合でした。 佐藤勇介 チャレンジカップ大会実行委員長 コメント まずは大会が無事終えられたことにホッとしています。何より初めて実行委員長を仰せつかり、こんなにもたくさんのみなさまに支えていただいているのだと実感が深まりました。競技ですので選手は喜びも悔しさもあると思いますが、引き続きがんばってほしいですし、それをサポートできるように事務局もがんばっていきたいと思います。ありがとうございました！ 
今大会は2028年のロスパラリンピックパスウェイとなる世界選手権（10月 エジプト）、日本代表選考のラストチャンスでした。大会終了後に日本代表選考委員会が開催され１１名が選考されました。7/6までは不服申立期間となり、その後、理事会の承認を経て最終決定となります。
選考された選手をはじめ、世界選手権については こちら に掲載しています。この記事のCategory
