牡馬→牝馬の馬単をオススメしたいGⅠ【高松宮記念】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

高松宮記念(日曜・中京)

2025年、JRA最初の芝GⅠ。芝1200m戦。

過去10年、1番人気は〔111〕、2番人気は〔250〕、3番人気は〔113〕。
6番人気以下〔424〕、2ケタ人気馬〔114〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
16年を最後に、1番人気は8連敗中。
万馬券が出た19、22年は、3連単も449万、278万馬券と大きく荒れています。

ステップレースを見ていきましょう。
海外GⅠの香港スプリントから〔201〕。勝ち馬と、2、3番人気に推された馬。
ダートのフェブラリーSから〔010〕。5着馬。
GⅡの阪神Cから〔011〕。勝ち馬と5番人気8着馬。
GⅢのシルクロードSからが最もよく〔520〕。掲示板5頭に、5番人気15着馬。
阪急杯から〔123〕。4着以内5頭に、1番人気7着馬。
オーシャンSから〔114〕。掲示板5頭に、9番人気6着馬。
京都牝馬Sから〔020〕。1着と2着の馬。
また、外国馬の〔101〕というのもあります。

馬券圏内30頭すべて、前走は重賞でした。

人気と着順のどちらも5より大きな数字だったのは、22年3着のキルロード(シルクロードS9番人気6着)のみ。カギを握る数字は5かもしれません。

また、勝ち馬10頭中、日本馬9頭は、前走連対または1、2番人気に推されていた馬です。

外国馬を含む、連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、4頭には芝1200mの重賞2着がありました。

別の見方をすると、連対20頭中、15頭に芝1200mの重賞3着以内があり、4頭には芝1400mの重賞勝ちがありました。
例外の1頭は、ここが初の芝1200mだった22年の勝ち馬ロータスランド。ただし、この馬には芝1600mの重賞を2勝していました。重賞実績は重要なポイントです。

牝馬は〔172〕。2着が多いよう。

年齢別では、4歳〔232〕、5歳〔441〕、6歳〔234〕、7歳〔201〕、8歳〔001〕。
7歳以上で馬券に絡んだ日本馬は3頭。その人気は、12、13、17番人気。人気薄のベテランに注意が必要かもしれません。

勝ち馬10頭中、7頭が1ケタ馬番の馬。残る3頭は、13、14、16番枠の馬。
これを2着、3着で見ても、それぞれ7頭が1ケタ馬番。内枠有利を少し頭の中に置いておくといいかもしれません。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 改訂新版が発売!

『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

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2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!

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