言葉の力は、生きる力――ネット、SNS、恋愛、子育て、歌会など、言葉のとびかう現場で考え抜いた、伝える、鍛える、表わす極意とは?言葉のプロ・俵万智さんと考える「見えないあなたに今、届く言葉」とは? 最新作『生きる言葉』(新潮新書)本日発売

株式会社新潮社は、歌人・俵万智さんのはじめての言葉をめぐる論考作品『生きる言葉』が、本日4月17日(木)発売です。 スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、じつにやっかいです。「言葉の力が生きる力」とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何なのか……恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のあり方を、歌人ならではの視点と自身の体験から徹底考察します。言葉を愛してやまないプロフェッショナルが考える「コミュ力」の真価とは――。 本書では、現代を代表する歌人ならではの「言葉」をめぐる考察が、実体験とともに続々展開されます。塩梅が難しい恋愛や日常の言葉、子育てを通して知った言葉の愉しさ・奥深さ、ネットやSNS上で出合う予想外の反応、演劇の舞台やドラマの中のセリフの妙、歌会ならではの体験と効用、和歌がコミュニケーションの中心だった「源氏物語」の時代から「万智さんAI」の現在地まで――日本語の足腰を鍛え、思いを相手に届けるために大切なことは何か、言葉のとびかう様々な現場で考え抜きました。歌集、評伝、エッセイなど多くの著作のある俵さんですが、自身初めてとなる熱のこもった言葉をめぐる論考作品です。 ■ 本書の目次より 1 「コミュ力」という教科はない 2 ダイアローグとモノローグ 3 気分のアガる表現 4 言葉が拒まれるとき 5 言い切りは優しくないのか 6 子どもの真っすぐな問いに答える 7 恋する心の言語化、読者への意識 8 言葉がどう伝わるかを目撃するとき 9 和歌ならではの凝縮力と喚起力 10 そこに「心」の種はあるか 11 言葉は疑うに値する ■ 著者コメント スマホが普及し、SNSが登場した。「書き言葉としての日本語が、一部の人のもの」という感覚は、今の若者にはほぼないだろう。「普通の人が普通に使う書き言葉としての日本語の、足腰を鍛える」ことが、よりいっそう重要になってきた。言葉が生きる力とも言える時代に、どんなトレーニングが有効だろうか。自分の発した言葉が、真に「生きる言葉」となるために大切なことは何だろうか。あるいは生きた言葉とは、どんな表情をしているのだろうか。本書では、そういったことを意識しながら、現代の言葉にまつわるあれこれについて考えてみたい。 (「はじめに」より抜粋 ) ■ 書籍内容紹介 スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。 ■ 著者紹介:俵万智(たわら・まち) (C)新潮社 1962(昭和37)年大阪府生まれ。歌人。早稲田大学第一文学部卒業。学生時代に佐佐木幸綱氏の影響を受け、短歌を始める。1987年に『サラダ記念日』が280万部のベストセラーとなり社会現象に。88年に現代歌人協会賞、2021年に迢空賞を受賞。『チョコレート革命』『未来のサイズ』『アボカドの種』『愛する源氏物語』の他、歌集、評伝、エッセイなど多くの著書がある。 ■ 書籍データ 【タイトル】生きる言葉 【著者名】俵万智 【発売日】2025年4月17日 【造本】新潮新書/新書版ソフトカバー 【定価】1,034円(税込) 【ISBN】978-4-10-611083-2

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611083/
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