2025年12月26日

野沢温泉村の子どもたちと描いた“野沢温泉の物語”を全国へ。絵本『ぐるぐるめぐる 野沢温泉のちいさなせかい』2025年12月25日（木）よりクラウドファンディング開始

株式会社野沢温泉企画
～人口減少や住宅問題。直面する課題を希望に変える「文化の種まき」。収益は全額村へ寄付～

株式会社野沢温泉企画（本社：長野県野沢温泉村、代表取締役：河野健児・石田遼。地域の持続可能な未来を共創する株式会社NEWLOCALのグループ会社）は、野沢温泉村の子供たちと共に制作した絵本『ぐるぐるめぐる 野沢温泉のちいさなせかい』の出版および寄贈を目的としたクラウドファンディングを12月25日（水）より開始いたします。
クラウドファンディングページ：https://readyfor.jp/projects/nozawa_guruguru/



背景：華やかなリゾートの裏側に潜む「村が消える」という危機感
長野県野沢温泉村。年間60万人が訪れる日本屈指のスノーリゾートであり、今やインバウンドで沸き立っています。しかし、その光景の裏側では、急激な土地価格の高騰による若者の転出、文化の担い手不足、そして「外の資本」による開発が進み、村本来のコミュニティが失われかねない危機に直面しています。「このままでは、村の誇りがリゾートの中に埋もれて消えてしまう。」 そんな危機感を抱いた地元住民と移住者からなる「野沢温泉企画」が、100年後も野沢温泉村が野沢温泉村らしくあり続けるための「文化の種まき」として、絵本プロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトの核：子供×大人×プロフェッショナルによる「共創」
本プロジェクトは、野沢温泉小学校の子どもたちが描いた生き生きとした「絵」に、地域の大人たちが村の歴史や知恵という「物語」を重ね合わせ、一冊の絵本を紡ぎ出す試みです。
子どもたちが描いたのは、冬を彩る道祖神祭り（火祭り）や、立ち込める湯けむり、しんしんと降り積もる雪、そして村の自慢である美味しいお米や野菜。彼らにとっての「ありふれた日常の風景」は、村の宝物そのものです。その無垢な感性に、地域の大人たちが、先人から受け継いできた暮らしの知恵や歴史の文脈を丁寧に編み込みました。
「子ども × 大人 × 地域文化」。この三者が手を取り合い、クリエイティブの力で文化を次世代へつなぐ本取り組みは、全国でも類を見ない「文化継承のプロジェクト」です。完成した絵本は、野沢温泉村という小さな村から、全国へと旅立ち、各地で地域文化の大切さを伝えていきます。