当たりだしたら止まらない! Bリーグ屈指のレジェンドシューター、金丸晃輔!〈Bリーグスター選手ガイド㉔〉【バスケ/Bリーグ】


Bリーグスターガイド㉔ 金丸晃輔
開幕9シーズン目を迎えた国内プロバスケットボール・Bリーグ。今やその人気はプロ野球やJリーグといった“メジャースポーツ”にも引けを取らないレベルまで到達し、強豪クラブのチケットは入手困難になるほど。パリ五輪での日本代表の活躍、河村勇輝選手のNBA挑戦など、日本でも“バスケ熱”が高まっている中、『ラブすぽ』ではBリーグでプレーするスター選手をご紹介!
金丸晃輔
佐賀バルーナーズ
背番号:14
36歳となった現在もBリーグ屈指のシューターとして活躍を続ける金丸晃輔選手。Bリーグでは過去、シーズンMVP1回、ベストファイブ5回(※5年連続)、ベスト3ポイント成功率賞1回、ベストフリースロー成功率賞4回(※4年連続)を誇る、日本バスケ界のレジェンドです。
福大大濠高校、明治大学で主力としてプレーした金丸選手は、大学卒業と同時に当時JBLのパナソニックトライアンズに入団。1年目からオールスター出場、シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、リーグを代表する選手になると、2013‐14シーズンにはパナソニックの休部を受けてアイシンシーホース三河(現シーホース三河)へと移籍。Bリーグ開幕後も三河の主力としてプレーを続け、コンスタントに2ケタ得点を挙げる活躍を見せチームのエースに君臨しました。
その後、2021‐22シーズンは島根スサノオマジック、2022‐23シーズンから三遠ネオフェニックス、今シーズンからは佐賀バルーナーズと移籍を繰り返しながら、各クラブで主力級のスタッツをマーク。年齢とともにプレータイムこそ減少していますが、持ち前のシュート力は健在で今シーズンも3ポイント成功率は36.5%、フリースロー成功率は86.0%と好スタッツを維持しています(※4月21日時点)。
金丸選手の最大の魅力は、やはり爆発的な得点力。2020年3月15日の横浜ビー・コルセアーズ戦では日本人としては1試合最多となる45得点、富樫勇樹選手と並ぶ1試合最多タイの3ポイント11本を決めるなど、まさに「当たり出したら止まらない」タイプ。
今シーズンも2月9日の古巣三遠戦で9本中7本の3ポイントを沈め、1試合30得点をマークするなど35歳(当時)とは思えないハイパフォーマンスをブースターに見せつけてくれました。
所属する佐賀は今シーズン、B1西地区で下位に沈み、チャンピオンシップ進出は逃してしまいましたが、金丸選手は1試合平均10.0得点(4月21日時点)と、3シーズンぶりのシーズン平均2ケタ得点も視野に入る見事な活躍ぶり。大ベテランとなった今も衰えぬシュート力でチームを牽引する金丸選手のプレーに、来シーズン以降も注目したいところです。
文・花田雪
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