つかうと好感度がUPする?!古くから使われてきた美しい言葉「大和言葉」とは?

ちょっとした言葉の変換が好印象を与える
日本語には美しい言葉がたくさんあります。日常の何気ない会話にも、ぜひ取り入れていただきたいと思います。美しい言葉遣いをすることで、相手に好印象を与えるだけでなく、相手を尊重する気持ちも芽生え、さらに自分自身も豊かな気持ちになります。日本人が古くから育はぐくんできた美しい言葉に、「大和言葉」があります。「和語」とも呼ばれるものです。『万葉集』『枕草子』『源氏物語』などに使用されている言葉で、今なお使われているものが数多くあります。たとえば、「くつろぐ」「ときめく」「いじらしい」「たおやか」など、平安時代の貴族や紫式部なども使っていたと思えば、なおさら使いたくなるのではないでしょうか。「ご配慮」を「お気遣い」、「恐縮です」を「痛み入ります」、「期待する」を「心待ちにする」と、大和言葉に言い換えるだけで、印象が大きく変わりますね。とくに副詞を使いこなすことができれば、上品な会話を楽しむことができるでしょう。いくつか例を挙げてみます。
「ほとんど資料は揃いました」は、「あらかた資料は揃いました」「急に雨が降ってきた。そのうえ風も強くなってきた」は、「急に雨が降ってきた。あまつさえ、風も強くなってきた」「予想と違って、面白い映画だった」は、「思いのほか、面白い映画だった」「ほとんど」「全部に近い」という意味の「あらかた」、好ましくない状態が重なったときに使う「あまつさえ」、予想と違ったときに使う「思いのほか」が大和言葉です。
この他にも、「いみじくも」(適切に)、「ひとかたならぬ」(並々ならず、ひととおりではなく)、「ひねもす」(一日中)、「こよなく」(この上なく)、「いささか」(ほんの少し)」など、ぜひ使ってみてください。大和言葉を学ぶことは、教養を身につけることにもなります。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための日本語と漢字』
監修:山口謠司
「ニッポンとニホン使い分けは?」、「なぜ緑色なのに青信号?」「十二支の本当の意味とは?」、「間違って使うと恥ずかしい敬語は?」日本語と漢字にまつわる、とことん面白くてためになる話。単なるうんちくにとどまらない、使える日本語、生きた日本語から、日本人が覚えておきたいしきたりや文化、マナーまで幅広く紹介。図解でよりイメージができ、面白いほどかんたんに、日本語の興味深い「なぜ」と、正しい日本語の知識が増える1冊!
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