『伝授』第12回 券種の選び方を伝授

昔は単複、枠連しか発売されていなかったが、今では馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単と馬券には色々な種類がある。
今回は俺がその中からどういう券種を選んで馬券を買っているのかを伝授したい。

馬券の券種はオッズで判断

俺は場合に応じて全部の券種に手を出す。どの馬券にするかは、買いたい馬のオッズによって決めるようにしている。もしワイドでもそれなりにオッズが付くなら、ワイドと馬単にする。これは、もし馬単がハズれたとしても、ワイドなら当たるんじゃないかなと思って選ぶ。
また、ワイドは1点で済むのが良い。仮に馬連を3点買ってもそのうち2つの組み合わせはハズレになるけど、ワイド1点だったらそれがない。
ただしワイドだとオッズが付かないことも少なくないので、その場合は他の券種にする。
ちなみに枠連と馬連を比較した時に、枠連の方が配当は良かったという場合がある。ただ、俺は面倒くさいからそこまでのことは考えない。しっかりとオッズを見比べて買えばいいんだろうけど、それはそれと割り切っている。

3連単を買う時は穴から

3連単は人気のない馬からでないと買わない。もし人気馬から買うなら他の馬券を選ぶ。
なぜかというと、3連単は少ない点数で破壊力を狙う馬券だと思っている。人気馬から買うと買い目が多くなる割には高配当が見込めないので、人気馬から買うなら他の券種を選ぶ。
3連単を買う場合には、1着固定にすることもあるし、マルチで買うこともある。また、買いたい馬が1・2着は厳しいけど、3着ならチャンスがあるという場合には、フォーメーションにして3着にだけ入れたりもする。総流しは買い目がいくらになるかわからないからやらない。
ちなみに3連単の馬券が発売されるようになった最初の時、買ってみようと思って窓口にマークシートを書いて持っていった。そこで「お金はいくらですか?」と聞くと「二十何万です」と言われて、3連単というのは買うのにこんなにお金を使うんだとわかった。
何の券種でも共通することだけど、点数を多くするとそれだけハズレの買い目を多く買うということだから、点数を少なくしてハズレを少なくするように買わないと馬券は儲からない。3連単も50点とか60点も買えば当たるかもしれないけど、儲けを大きくするために俺はできるだけ絞って買う。まあ、その絞るということが難しいんだけどな。

単勝は抑えておくと悔しさが残らない

単勝以外を買う場合でも、単勝の配当が1000円とか2000円付くなら、単勝だけは必ず押さえるようにしている。仮に色んな馬券を買って狙っていた馬が1着になっているのにヒモが狂って馬券をハズすのが嫌だからね。
もし複勝で買おうと思っていても、単勝が20倍付くなら少しでいいから単勝も絶対に買っておいたほうがよい。ハズしたくないから複勝1点で買うならそれはそれで否定はしないけど、怖いのは「複勝なら間違いない」という錯覚を起こすこと。十何頭分の3の確率でしか当たらない上に、配当が大してつかないから大金を入れがちになる。当たって楽しいと思えるだけの人ならそれでいいけど、複勝コロガシなんてほとんど儲からないよ。

深追いしないことも大事

買った馬が負けた時、こういう理由でダメだったとか負けた理由を自分なりに考える。それでまた次も買おうと思うケースもあるし、そもそも狙いを間違えていたなとやめるケースもある。
例えば、これはダートの1200mが合うと感じている馬だとする。その馬が芝の2000mを使って惨敗した後に適性があるはずのダート短距離戦に舞台を変えてきたような時に狙う。
逆にもう次は買わないという場合は、明らか能力が足りなかったという時。あと、惜しい内容だったがゆえに次は圧倒的な1番人気になるという場合はもう馬券的魅力はないので深追いしないようにしている。

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