吉田鋼太郎が絶賛!「誰かわからない」芦田愛菜が魅せた新境地

細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』が、東京国立博物館で華やかにお披露目された。物語の主人公スカーレットの声を務めた芦田愛菜は、光を受けてきらめく白のドレスで登場。バルコニーから手を振る姿は、まるで中世の王女が現代に舞い降りたかのようだった。

演じるスカーレットは、父を殺された復讐の旅に挑む王女。芦田はこの役を「声を吹き込むというより、魂を吹き込むような気持ちで臨んだ」と語る。細田作品ならではの生命力あふれる世界観の中で、彼女は19歳の王女の覚悟と心の成長を繊細に表現した。

吉田鋼太郎は「言われなければ芦田愛菜だと分からないほど」と驚嘆。岡田将生、染谷将太、宮野真守ら実力派キャストと共に、アニメの枠を超えた重厚なドラマを築き上げている。

芦田が語る「生きることは愛すること」という言葉が、作品全体のテーマを象徴する。生きる意味を探すのではなく、生きる行為そのものに価値を見出す――そんなまっすぐなメッセージが、観る者の心に優しく響く。細田監督が挑む“生きる”という大きなテーマが、芦田の透明な声と共にスクリーンで鮮やかに息づく。

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