67歳、独身、無職。何もない孤独な老人が、若い女に恋をした。『テレーゼのために』(ウチヤマユージ)それは気持ち悪くて、してはいけない行為なのか?

分不相応な恋の行方は…

とある喫茶店で働くシングルマザー・尾崎に恋をした長谷川幸慈、67歳。年老いた男の、分不相応な恋は、簡単に実るはずもなく、彼はストーカーと化し、彼女のすべてを知ろうとする。現代社会で孤独に生きる老人の恋は許されるのか。

老人でも一目惚れする…。
キレやすいのは老いたからか…。
執拗なストーカー行為…。

容疑者は67歳のストーカー老人。

そんな中、長谷川は殺人未遂で起訴される。長谷川のターゲットは尾崎ではなく、彼の盗撮行為を妨害した三人の男。犯行動機は単なる復讐だと長谷川は語るが、ストーカーがなぜ、ストーキングしている対象ではない人物を襲ったのか。その謎を紐解くべく、カウンセラーの小川は、長谷川と対話を試みるが…。

残虐な方法で三人を殺そうと…。
ストーカーに詳しい小川が挑む謎…。
盗撮を咎められた怒りは復讐へと…。

老人の切なすぎる献身。

老人が恋した女はストーカー被害者。だが、彼女も偽りの人生を生きていた。老ストーカーが彼女の真実を知ったとき、彼が守りたかったのは己の欲望か、それとも……。『もろびとこぞりて』、『葬送行進曲』、『よろこびのうた』などの鬼才・ウチヤマユージが描く、現代の闇を切り裂く、衝撃と感動の社会派サスペンス、必読。

理想の女性、だったはずが…。
誰にも言えない過去を抱えて…。

【書誌情報】
『テレーゼのために
著:ウチヤマユージ


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殺人未遂罪で逮捕されたストーカー・長谷川幸慈(67)。
被害者は若き対象女性ではなく、
盗撮を妨害した3人の男性だった…。
逆恨みに思える供述に隠された違和感と老人の想い…——。
分不相応にも抱いた恋が実る時、
真実が明らかとなる――。
異才・ウチヤマユージが
現代日本の“今”を鋭く描いた、
ヒューマン・サスペンス堂々開幕——‼

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