更年期の血圧上昇は一時的? 「のぼせ」と高血圧の関係とは【薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる】

更年期の高血圧は気にしない

女性の場合、更年期になるとホルモンバランスの影響で血圧が高くなることがあります。女性ホルモンには生理を起こすエストロゲン(卵胞ホルモン)と、生理をとめて子どもをつくるためのプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

エストロゲンには血管を柔らかくし、広げる作用があります。しかし更年期になると長年分泌されていたエストロゲンが減少。体の変化に慣れるまでは自律神経が乱れがちになり、さまざまな不調が起こります。

代表的なのが、自律神経の乱れから起こるホットフラッシュ、いわゆる「のぼせ」です。のぼせるということは一時的に血流が激しくなるということですから当然、心臓も一生懸命働きます。更年期に血圧が高くなるのはこのためです。ホルモン分泌の低下に慣れることでホットフラッシュは収まり、血圧ももとに戻ります。

本書でご紹介した3つの降圧ツボは、こうした更年期の症状にもよく効きますからぜひ活用してください。

意外と知らない?更年期に増える女性の高血圧症

【更年期】
エストロゲン減少、ホルモンバランスが崩れる

自律神経が乱れると……
めまい、動悸、ほてり、イライラ、血圧もコントロールしにくくなる

閉経後に減少する「NO」を降圧運動で補う

エストロゲンには血管若返り物質「NO」の分泌を増やす役割も。しかし閉経後はエストロゲンの分泌が激減するとともに、NOの分泌も減少します。さらに筋肉量が落ちて脂肪が増えることで血行が悪くなり、血圧が慢性的に上がりがちに。閉経後も降圧ストレッチ&降圧ジャンプを行うことで筋肉とNOを補いましょう。

ー POINT ー

「のぼせ」をはじめとする更年期障害は一時的なもの。ツボ押しと降圧運動で乗り切ろう

【出典】『薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる』著:加藤雅俊

【書誌情報】
『薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる』
著:加藤雅俊


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