【京都】染色家・柚木沙弥郎氏の足跡をたどる『旅の歓び、旅の色彩』を2025年9月1日より開催【エースホテル京都】


芸術と文化が彩る秋の京都染色家・柚木沙弥郎の原画展『旅の歓び、旅の色彩』を開催2025年9月1日(月)より開催
(C)️Norio Kidera
エースホテル京都(所在地:京都市中京区、総支配人:池内志帆)は、2025年9月1日(月)から10月31日(金)まで、1階ロビーギャラリーにて日本を代表する染色家・柚木沙弥郎氏の原画展『旅の歓び、旅の色彩』を開催する。
2024年に享年101歳で逝去した柚木氏は、戦後間もない1946年に「民藝」と出会い染色の道に進んだ。以降、長期にわたる創作活動を通じて鮮やかな色彩と大胆な構図による独自の表現世界を確立し、国内外の美術館に作品が収蔵されるなど高い評価を得てきた。
今回の原画展では、ヨーロッパ、インド、日本各地への旅で出会った人々や風景、文化をもとに生まれた作品群を展示し、記憶と色彩が交差する柚木氏の創造の軌跡をたどる内容となっている。
エースホテル京都にとって柚木氏は特別な存在であり、ホテルロゴや客室アートなどブランドを象徴する数々のビジュアルを手掛け、開業以来ゲストの記憶に残る空間を形作ってきた。本展では、こうしたホテルとの深いつながりにも触れながら、日常と旅の境界に息づく芸術の力をホテルという開かれた空間で五感を通じて体験できる。
展示開催に合わせて「柚木沙弥郎と旅するアフタヌーンティー by エースホテル京都」も期間限定で提供される。世界各国の食文化をモチーフにした彩り豊かなセイボリーと、京都の老舗「一保堂茶舗」の抹茶やほうじ茶を贅沢に使用したスイーツを組み合わせ、生前お茶の時間を愛した柚木氏の温かな人柄と美意識を感じられる特別な体験を提供する。
また、同時期に京都市京セラ美術館で開催される特別展「民藝誕生100年-京都が紡いだ日常の美」との連携企画として、観覧券付きの限定宿泊プランも登場する。宿泊客は館内に点在する型染作品や遊び心あふれるアメニティを満喫しつつ、芸術と文化が融合する秋の京都を心ゆくまで楽しむことができる。
柚木沙弥郎『旅の歓び、旅の色彩』原画展
【展示期間】
2025年9月1日(月)~10月31日(金)
【会場】
エースホテル京都 ギャラリースペース 1階
(京都府京都市中京区車屋町245-2 新風館内)
【内容】
柚木氏が旅先で得たインスピレーションの源泉である、旅の記憶や色彩が交差する作品を通じて、その豊かな創造の軌跡をたどります。またロビーのリテールショップにて、平凡社の柚木沙弥郎関連書籍や、柚木沙弥郎氏のグッズをご購入いただけます。これらの商品は、柚木氏の豊かな創造性と旅の軌跡をより深く感じていただけるアイテムとして、お土産や記念品に最適です。さらに9月5日(金)18:00~20:00には、ロビーギャラリーにて原画展開催記念レセプションパーティーも開催いたします。
柚木沙弥郎『旅の歓び、旅の色彩』原画展
柚木沙弥郎と旅するアフタヌーンティー by エースホテル京都
提供開始日:2025年9月1日(月) ~ 10月31日(金)
事前予約:https://www.tablecheck.com/shops/kosa-acehotelkyoto/reserve
提供価格:「柚木沙弥郎と旅するアフタヌーンティー by エースホテル京都」
単品価格:土日祝:6,000円(サ・税込) / 平日:5,000円(サ・税込)
トートバック付き:土日祝:10,000円(サ・税込) / 平日:9,000円(サ・税込)
柚木沙弥郎氏の原画展『旅の歓び、旅の色彩』に合わせ、旅から得たインスピレーションを表現した特別なアフタヌーンティーをご用意いたしました。柚木氏が旅した世界各国を巡るような趣向を凝らしたセイボリーと、京都の老舗「一保堂茶舗」の上質な抹茶やほうじ茶を贅沢に使用したスイーツの数々をお楽しみいただけます。本アフタヌーンティーでは、コーヒー、紅茶、そして一保堂のお茶が飲み放題で提供されます。生前、お茶の時間をとても大切に、そして楽しみにしていたという柚木氏の世界観を、心ゆくまでご堪能ください。
イートインスタイル
テイクアウト
KŌSA
KŌSAの店名は、植物の名前を由来とし、エースホテル京都のコンセプトからヒントを得たEastとWestが交差(コウサ)する、人と人が交差(コウサ)する、賑わいと交流のある空間を意味します。レストランで提供する食材は主に農家や生産者から直接買い付けた旬の野菜・肉・魚・穀類を使用するカリフォルニアの精神です。KŌSAは、食材のすべてを使い切るというサスティナブルなダイニングスタイルで、京都を中心に関西の農家や生産者から直接取り寄せた食材を使用し、この地でファーム・トゥ・テーブルを実現します。
KŌSA
<セイボリーメニュー>
・エジプト ビーツのフムス 自家製ピタブレッド『カイロの二人の男』
赤と白の衣装の二人の男をイメージして、エジプト・中東で食べられている、フムスにビーツの風味を付け、ピタブレッドと一緒にヘルシーな一品に。
・イタリア ベネチア風エスカベッシュ『ベネチア風景』
ベネチア名物の白身魚のエスカベッシュ レーズンを加えた甘酸っぱさが特徴。ベニスの町並に合わせ、ピンクやオレンジの野菜に変更して鮮やかな色合いに。
・ポルトガル たこのラガレイ風『リスボンの港』
港町リスボンの人気のタコ料理ラガレイロは「オリーブオイル搾油所の職人」を意味します。生の触感を残した低温調理で加熱してこだわりのオリーブオイルとハーブで仕上げました。
・イギリス ビーフマッシュルームミートパイ『ケトルズ・ヤード』
イギリス伝統のビーフパイの再構築。牛肉をゆっくりと時間をかけて赤ワインでじっくりと煮込み、丁寧に小さく
ほぐしたものをパイ生地にのせてマッシュルームともにチーズで焼き上げました。
・インド タンドリーフライドチキン ピンクヨーグルトソース『ジャイプール』
インドのタンドリーチキンをフライドチキン風にアレンジ。京都あじわい鶏をクミン、コリアンダー、パプリカなどで漬け込み米粉でフリットに。ジャイプールのピンクの街並みをイメージした色合いのヨーグルトスパイスソースと一緒にお召し上がりください。
・日本 焼きおにぎり しば漬け『日本の風景作品群』
田舎風の風味も味も濃い味噌を葱と合わせた葱味噌を塗って丁寧に焼き上げた焼きおにぎり。京都のお漬物しば漬けも一緒に添えて。
<デザートメニュー>
・栗と極上ほうじ茶のムースケーキ
しっとり焼き上げた栗のパウンド生地に、マロングラッセ、ヘーゼルナッツ、チョコレートを重ねて、一保堂の極上ほうじ茶ムースを流しました。表面には柚木沙弥郎のアートをあしらい、栗のやさしい甘みとほうじ茶の香ばしさが広がります。
・極上ほうじ茶ロールケーキ
ほうじ茶パウダーを混ぜ込んだシフォン生地に、一保堂の極上ほうじ茶とホワイトチョコの濃厚な生クリームを巻き込みました。豊かな香ばしさとまろやかな甘みが特徴です。
・いり番茶と苺のシュークリーム
香り高い「一保堂」のいり番茶を使ったカスタードと生クリームに、甘酸っぱい苺を合わせました。スモーキーな香ばしさと苺の酸味が鮮やかな見た目とともに、個性的な味のハーモニーを奏でます。
・若き白 抹茶ティラミス
一保堂「若き白」口当たりが軽やか、やわらかな香りとまろやかな旨みを纏った抹茶ティラミス。柚子のジュレがアクセントに、抹茶クランブルショコラは、苔むす庭園を思わせる趣に。
・くきほうじ茶 シルクスイートのタルト
「一保堂」のくきほうじ茶を練り込んだ香ばしいアーモンドクリームに、蜜煮にしたシルクスイートを重ねて焼き上げたタルト。さつまいものやさしい甘みが調和する、秋の実りを感じるひと品です。
・極上玄米茶 フルーツカクテル
炒ったお米のかおりが香ばしい極上玄米茶のジュレに、季節のフルーツを彩り豊かに閉じ込めました。お茶の深みと果実の瑞々しさが調和した、涼やかな一品に。
■限定宿泊プラン
対象期間:2025年9月1日(月)~10月31日(金)
プラン内容:ご宿泊のお客様は、柚木氏が手がけた客室アートや遊び心あふれるアメニティ、そして館内各所に点在する型染作品を存分にお楽しみいただけます。
本プランには、同時期に京都市京セラ美術館で開催される特別展「民藝誕生100年-京都が紡いだ日常の美」の観覧券が含まれております。
観覧券付き宿泊プラン期間: 2025年9月1日(月)から10月31日(金)
観覧券付き宿泊プラン価格: 1名利用 43,753 円より|2名利用 45,245 円より(サ・税込)
▼「観覧券付き宿泊プラン」のご予約はこちらから
URL:https://reservations.acehotel.com/?Hotel=9146&Chain=7231&promo=SAMIRO&arrive=2025-09-01
<観覧券について>
※観覧券はチェックイン手続きの際にお渡しいたします。観覧券の郵送はいたしかねます。
※営利目的でのチケットの転売は、いかなる場合にも固くお断りします。
※団体割引、障がい者手帳等持参などの割引はおこなっていません。
※ 「民藝誕生100年-京都が紡いだ日常の美」は2025年9月13日(土)からの開催となります。
「民藝誕生100年-京都が紡いだ日常の美」展との連動企画
今年は「民藝」という言葉の誕生から100年という記念すべき年を迎えることから、エースホテル京都では京都市京セラ美術館で開催される特別展「民藝誕生100年-京都が紡いだ日常の美」と連携した取り組みを展開している。
柚木氏が1946年に「民藝」と出会い染色の道へ進んだという背景を踏まえ、柚木氏の芸術の源流である「民藝」と結びつく本展と「民藝誕生100年」展との連携により、柚木氏の奥深い創作世界を多角的に掘り下げる特別な機会となっている。
連携特典として、京都市京セラ美術館で開催される「民藝誕生100年」展の半券を持参した客は、エースホテル京都館内レストラン「KOSA(コウサ)」、「Mr. Maurice's Italian(ミスター・モーリスズ・イタリアン)」、「PIOPIKO(ピオピコ)」で20%の優待割引が適用される仕組みとなっている。
染色家。1922年東京田端生まれ。1942年、美術史を学ぶため東京帝国大学(現・東京大学)に入学。翌年、学徒動員。終戦後、岡山県倉敷市玉島に復員した後、柳宗悦の「民藝」と芹沢銈介のカレンダーとの出会いから染色の道に進む。1972年、女子美術大学の教授、1987年に学長に就任、1991年の退官まで務める。型染による染布、染絵など多くの作品を制作しながら、絵画、版画、絵本、立体作品などにも取り組み、日本民藝館をはじめ、国内外の美術館で数多くの個展を開催。2014年、フランス国立ギメ東洋美術館に作品80点が収蔵される。2022年、「2021毎日デザイン賞」受賞。主な作品集・著書に『柚木沙弥郎作品集』、『旅の歓び』(ともに用美社)、『柚木沙弥郎 旅の手帖 中世美術に憧れて』、『柚木沙弥郎 旅の歓び、旅の色彩』(ともに平凡社)がある。2024年逝去(享年101歳)。
幼少時代から、洋画家の父・柚木久太の影響を受け、パリをはじめ欧州への憧れをもつ。1967年、芹沢銈介や友人の四本貴資から多くの教示を受け、およそ2ヶ月をかけてヨーロッパ各国を巡る。以降、イギリス、インド、モロッコ、ポルトガル、ケニア、エチオピア、アメリカ、メキシコ、ドイツ、スイスや日本各地を旅し、その記憶を日記やスケッチ、手製のアルバムに残している。
柚木氏はエースホテル京都のロゴ、客室アート、ロビー、コーヒーショップの暖簾などを手がけており、これらの作品群は同ホテルにとって重要な意味を持っている。柚木氏が制作した客室アートや遊び心に満ちたアメニティ、さらに館内各所に配置された型染作品は、ホテルが芸術に対して抱く深い敬意と文化交流への姿勢を象徴する存在となっている。
(C)️Norio Kidera
エースホテル京都について
名 称:エースホテル京都(日本語表記) / Ace Hotel Kyoto(英語表記)
所 在 地:京都府京都市中京区車屋町245-2 新風館内
開 業 日:2020 年 6 月 11 日
総 客 室 数:213室(客室部分2階~7階、保存棟26室、増築棟187室)
料 飲 施 設:レストラン3店舗、コーヒーショップ1店舗
その他施設:オリジナルグッズショップ、ギャラリー、宴会場1、会議室3、ルーフトップ、
屋上庭園、フィットネス・ジム、フォトブース
駐 車 場:なし
ホームページ:https://jp.acehotel.com/kyoto/
LINE公式アカウント:https://lin.ee/t2Y6HcB
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外観
レセプション
ロビー
<ホテル概要>
1999年アメリカのシアトルで若いクリエイター集団によってスタートして以来、現在全世界に8店舗をホテルを展開。アートや音楽を軸に、クリエイティビティあふれるインテリアデザインや、広く開かれたロビースペースの活用などで、旅行者だけでなくコミュニティと結びついたそれまでになかった形のホテルとして日本でも注目を浴びてきたホテル。エースホテル京都は初のアジア及び日本出店となる。
エースホテル京都は、著名建築家・隈研吾氏、長年のパートナーであるコミューンデザインとのコラボレーションにより、「East Meets West(イースト ミーツ ウエスト)」というコンセプトのもとデザインされた。日本とアメリカ西海岸のアーティストや職人によるクラフト、自然、地域の素材、カスタムアートなど「美的哲学、アイデアと伝統」がバランスよく融合された、新しい感覚の空間・アート作品を、宴会場、客室だけでなく館内のいたる所に配置する。
そのほか、エースホテルのリテールショップと専用アートギャラリーを含むインスピレーション溢れるロビー、受賞歴のあるパートナーシェフ、ウェス・アヴィラ、ケイティ・コール、マーク・ヴェトリ率いる3つの個性的なレストラン、ホワイトオーク材を使用した広々としたグリッドや庭園の中庭を見渡せる全面ガラス張りの壁など、細部にまでこだわったフレキシブルなイベントスペース、日本初のスタンプタウン・コーヒー・ロースターズのカフェ、緑豊かな中庭など、エースホテル京都は、地元の人々や観光客に友情、発見、文化交流の場を提供する。