令和版プロ野球“足のスペシャリスト”は誰だ!?

そのスピードで球界を席巻!足のスペシャリスト今昔物語
いつの時代にもいた俊足選手。昭和から平成、そして令和となった現在でも、彼らの存在がチームを勝利に導いている!
豪腕で三振の山を築くピッチャー。迫力あるスイングで軽々と本塁打を放つバッター。通常、野球ファンはそんな選手に熱狂することが多いだろう。「投げる」「打つ」という要素は野球というスポーツの基本でもあり、選手を評価するうえでのひとつの基準にもなる。しかし、その2つ以外で大きな評価を得る選手たちがいるのもご存知だろう。そう、その華麗な走塁だけでファンを沸かせることができる、足のスペシャリストたちだ。プロ野球の長い歴史の中で、足のスペシャリストたちは常にその時代で活躍してきた。
どんどん登場してくる足のスペシャリストたち
令和となった現在でも、もちろん足のスペシャリストたちは存在する。その代表格が、昨年のWBSCプレミア12のオーストラリア戦で敵を翻弄したソフトバンクの周東佑京だろう。高校、大学と目立った選手ではなく、2017年ドラフトで育成選手としてプロ入りした周東は、2軍で盗塁を量産し、昨季は一軍に昇格して25盗塁をマーク。そのうち15盗塁は代走で記録したものであり、その活躍が評価され、足のスペシャリストとして侍ジャパンにも選ばれたのだ。
周東のほかにも、オリックスの佐野皓大は投手として育成で入団し、その走力を買われて野手にコンバートし、現在ブレイク中の選手。ロッテの和田康士朗も、その身体能力を買われて育成で入団。2019年に打撃フォームを矯正したことで開眼し、今季は一軍としてあの強肩で有名なソフトバンク・甲斐拓也からも盗塁を成功している。周東、佐野、和田の3選手は、いずれも育成選手として入団し、年齢も20代前半という若手選手。もちろん、目指すはレギュラーとして常に試合に出ることだろう。しかし、3人ともに、現在9月17日時点でチームトップの盗塁数を誇り、スタメン出場していなければ、必ずや代走として登場してくる、足に期待をさせてくれる選手たちだ。古くはあの「江夏の21球」、近年ではWBSCプレミア12オーストラリア戦など、プロ野球の『名場面』に彼らのような足のスペシャリストは、欠かすことができないピースとなっている。
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