この夏は岡山へ!ユネスコ無形文化遺産から約1,200発の花火が上がる炎の祭典、奇祭まで見逃せない5つの伝統行事

8月は岡山県各地で、伝統と風情を感じられる夏祭りが開催されます。ユネスコ無形文化遺産に登録された踊りや、京都の「大文字焼き」と連動する壮大な火文字、深夜に行われる奇祭など、岡山ならではの夏の風物詩を5つご紹介します。

1. 岡山県下最大級の夏祭り「うらじゃ」

写真提供:岡山県観光連盟

桃太郎伝説に登場する「鬼」の温羅(うら)をテーマにした、岡山県下最大級の夏祭り。鬼のメイクを施した踊り子たちが市内を練り歩き、クライマックスには観客も一緒になって踊る「総おどり」が行われます。今年は30周年を記念して、なんとキティちゃんも来岡!サンリオ・スペシャルパレードが祭りを華やかに彩ります。

  • 開催期間: 2025年8月23日(土)、24日(日)
  • 場所: 岡山市北区周辺
  • 公式サイト: https://uraja.jp/

2. 岡山県三大踊りのひとつ「備中たかはし松山踊り」

写真提供:岡山県観光連盟

378年の歴史を誇る岡山県最大の盆踊り。優雅な「松山踊り(地踊り)」と軽快な「ヤトサ踊り」を3日間にわたって踊り続けます。誰でも参加できるのが魅力で、初めての人でもすぐに祭りの雰囲気に引き込まれること間違いなしです。

3. ユネスコ無形文化遺産「白石踊」

写真提供:笠岡市観光協会

瀬戸内海に浮かぶ白石島に伝わる、源平水島合戦の戦没者を弔うために始まったとされる伝統的な踊りです。2022年には「風流踊」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。十数種類もの踊りを一つの口説きに合わせて輪になって舞う姿は必見です。

4. 岡山と京都が繋がる「和文字焼きまつり」

写真提供:和気商工会

京都の「五山の送り火」と同時刻に、和気町の観音山に縦65m、横75mの巨大な「和」の火文字が点火されます。これは、日本列島に「大和」の文字を浮かび上がらせるというロマンチックな演出です。火文字が完全に点火されると、約1,200発の花火が夜空を彩り、祭りは最高潮に達します。

5. 真夜中に行われる奇祭「両山寺護法祭」

写真提供:両山寺

毎年8月14日の深夜から未明にかけて行われる、県の重要無形民俗文化財に指定された奇祭。仏法の守護神を憑代(よりしろ)にお迎えし、護法実(ごほうざね)が暗闇の中を走り回ります。観客は捕まらないように逃げ回るという、スリル満点の祭式です。

  • 開催期間: 2025年8月14日(木)深夜
  • 場所: 両山寺(美咲町)
  • 公式サイト: http://ryousanji.net/

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