内藤剛志&佐野史郎、70歳を前に「絶交するぞ!」 2人の特別な関係が語る「2時間サスペンス」の現在地


長年のファンを魅了してきたBS日テレオリジナルドラマ・令和サスペンス劇場「旅人検視官 道場修作」シリーズ。待望の第5弾が、今週8月23日(土)よる7時から放送されます。
今回の舞台は、神秘的な世界遺産・熊野古道。主人公の道場修作(内藤剛志)が亡き妻との思い出をたどりながら事件に巻き込まれていくという、切なくも壮大なストーリーです。
物語の重要なカギを握る宮司・松木喜久を演じるのは、名優・佐野史郎さん。 今回は、佐野さんが語る作品への想いや、盟友・内藤剛志さんとの特別な関係について深掘りします。

道場修作役:内藤剛志、松木喜久役:佐野史郎

「旅人検視官 道場修作」第5弾
「タイムスリップしたみたい」佐野史郎が語る2時間サスペンスの“古き良き空気”
「ちゃんとした宮司役は初めて」という佐野さん。熊野の世界観を表現するにあたり、「俳優という仕事そのものが神事でもある」と独自の視点を語ります。

松木喜久を演じる佐野史郎さん
今回のドラマは、亡き妻との時間を取り戻そうとする道場の姿を通して「失っても、心に留めておけば、あなたの隣に必ずいてくれる」というメッセージを届けている、と佐野さんは感じているそうです。
そして、佐野さんが特に懐かしさを感じたのは、現場の雰囲気。 「今はなき2時間サスペンスのあの空気と全く変わらない」と語り、まるでタイムスリップしたかのような感覚で撮影に臨んだことを明かしました。
「絶交するぞ!」内藤剛志が佐野史郎にかけた言葉
佐野さんにとって、主演の内藤剛志さんは特別な存在です。 年齢も同じで、20代の頃から数々の作品で共演してきた戦友のような存在。今回の共演にあたり、内藤さんは「佐野にぴったりなんです」と熱く語り、佐野さんの出演を心から喜んでいたといいます。

主人公・道場修作を演じる内藤剛志さん
多忙な2人がなかなか共演できない状況について、内藤さんは「あまり断ったら絶交するぞ」と冗談を交えつつ、「チャンスがある限りは一緒にやる量を増やしておきたい」と、かけがえのない友情をのぞかせました。
そして、現場での2人のやりとりは驚くほどシンプル。「いい?あれで」「あれでいこう」という短い言葉で通じ合えるのは、長年の信頼関係があるからこそ。言葉を交わさずともお互いの芝居を理解し、最高の作品を創り上げる2人の姿は、まさにプロフェッショナルそのものです。
「旅人検視官 道場修作」第5弾、**「和歌山県 南紀勝浦温泉殺人事件」**は、今週8月23日(土)よる7時から放送です。名優たちの共演が織りなす、新しくて懐かしい2時間サスペンスをどうぞお楽しみください。