【愛知県】無料で開催!「装飾をひもとく」展が名古屋に初上陸

東京で大好評を博した展覧会「装飾をひもとく」が、名古屋に初上陸します。**9月27日(土)から12月25日(木)**まで、高島屋史料館 金城市場で開催されるこの展覧会では、普段何気なく見過ごしている名古屋の建築装飾の魅力を、高い解像度でひも解きます。

金城市場(撮影/松千代)

狭い空間を逆手に取ったユニークな展示

この展覧会は、東京で使われた展示什器を改修して名古屋版として再利用するという、ユニークな再生プロジェクトでもあります。会場となる金城市場は、戦後の市場の風情を残すノスタルジックな空間で、東京の百貨店とはまた違った雰囲気の中で展示を楽しめます。

知られざる名古屋の建築装飾を発見

展示では、名古屋市役所本庁舎や愛知県庁本庁舎の帝冠様式、鶴舞公園の噴水塔、ジェイアール名古屋タカシマヤなど、約12の名古屋の建築が取り上げられます。

さらに、会場限定で特別な建築マップが無料配布されます。このマップを片手に、会場を出て実際に街を歩けば、見慣れた建築が全く違った表情を見せてくれるでしょう。

展示内容(一例)

1)名古屋市役所本庁舎(外観設計/平林金吾、内装及び実施設計/名古屋市建築課、1933年竣工)

2)愛知県庁本庁舎(基本設計/渡辺仁・西村好時、実施設計/愛知県営繕課、1938年竣工)

3)名古屋市演劇練習館 アクテノン(旧稲葉地配水塔/旧中村図書館)(設計/名古屋市水道部、1937年竣工, 1965年改修, 1995年改修)

4)アニヴェセル 白壁(結婚式教会)(設計/西脇一郎デザイン事務所、2008年竣工)

5)鶴舞公園噴水塔(設計/鈴木禎次、1910年竣工)

6)カトリック布池教会(設計/山下寿郎設計事務所、1961年竣工)

7)ジェイアール名古屋タカシマヤ7階メンズラグジュアリーゾーン(環境設計/馬場智嘉、2023)

トークイベントも開催!

11月16日(日)には、監修を務める建築史家の五十嵐太郎さん村瀬良太さんによるトークイベントが開催されます。展示では語りきれなかった建築装飾の奥深い話が聞けるかもしれません。

  • 開催日時: 11月16日(日)18:00~20:00
  • 場所: 金城市場

入場料は無料です。この機会に、名古屋の街に隠された建築装飾の物語を発見しに行きませんか?

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