手堅い運用の投資信託ならバランス型!リスクを抑えて資産を運用しよう【眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話】

手堅い運用の投資信託ならバランス型
リスクを抑えて資産を運用する
投資信託には、いくつかの資産にバランスよく投資するバランス型投資信託と呼ばれるものがあります。
これは、株式を中心に投資、債券を中心に投資、不動産を中心に投資……と偏りを持たせるのではなく、複数の資産にバランスよく投資する信託のタイプです。
バランス型投資信託のなかには、国内の金融商品で分散して投資しているものや、国内の金融商品と外国の金融商品に分散して投資しているものなどがあり、その分散の方法にはさまざまな種類が存在しています。
分散投資することによってリスクを抑えることができるのが、バランス型投資信託のメリットです。そのなかでも、債券、特に国内債券の割合を増やしたタイプだと、よりリスクを抑えることができます。
なお、バランス型投資信託の多くは、投資信託が運用効果の目安にしている指標であるベンチマークと連動しているので、インデックス運用(60~61ページ参照)に分類されます。
バランス型投資のデメリットとして、複数の資産を管理するため信託報酬が高めで運用コストがかかってしまうというものがありますが、最近は信託報酬が低いものも増えているので、そこから選んでいきましょう。
バランス型にはさまざまなタイプがある
バランス型投資信託では、複数の資産カテゴリーに投資する。資産カテゴリーの種類と割合は、金融商品ごとに異なっている。
パターンA:4種の資産に分けて投資
4種類の資産に投資するタイプのバランス型投資信託の例。国内の資産を多めの割合にしてリスクを抑えている。
→すぐに大きなリターンが出るわけではない、長期の運用が前提。
パターンB:8種の資産に分けて投資
8種類の資産に均等に投資するタイプのバランス型投資信託の例。8種類に分散することでリスクが抑えられて、手堅い運用が可能となる。
→投資先が多いため信託報酬が高めになってしまう可能性あり。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』著:伊藤亮太
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』
著:伊藤亮太
2024年1月、日本の少額投資非課税制度「NISA」が新しくなり、簡単に使えるように改善されました。この変更により、投資を始める人が急増し、NISA口座はすでに170万口座が開設されています。しかし、「投資はリスクがある」と感じ、利用に慎重な人も多いです。「眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話」では、新NISAの基本的な仕組みや利用方法、資産運用の重要ポイントについて、初心者にも分かりやすく解説しています。新NISAを始めることで資産運用に役立つ情報を提供し、読者の将来のための手助けを目指しており、新NISAに興味を持っている方に読んでいただきたいおすすめの一冊です。
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