冷えを改善する最強食材「しょうが」のすごいパワー【眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話】

健康成分豊富なあたためスーパーフード

陽性食品のなかでも、体をあたためる効果が飛び抜けて強力なのが「しょうが」です。普段から何げなく口にしている名脇役的なしょうがですが、漢方薬の約7割に配合されているほど、知られざるスーパーパワーを秘めています。

その理由は、豊富に含まれる薬効成分。代表的なのは、しょうが独自の「ジンゲロール」「ショウガオール」の2つの辛み成分です。ジンゲロールは生のしょうがに含まれ、加熱したり乾燥させるとショウガオールに変化します。どちらも血行を促進する効果と強い抗酸化作用がある健康成分。また腎機能を高める働きもあり、余分な水分や老廃物の排出を促してくれるのでむくみがとれるなどのデトックス効果も絶大。

さらに、血液をサラサラにする、脳の血流を高める、免疫力アップ、消化吸収を高める、うつ症状の緩和など、その健康効果は多岐にわたっています。また、しょうがが持つ400種類もの芳香成分には、精神安定や疲労回復などさまざまな効能が期待できます。

しょうがはいろいろな食材と組み合わせられるのが魅力。すりおろして紅茶や白湯に入れたり、料理に添えたりしてもいいですし、炒め物などに入れて加熱しても有効成分を摂取できます。冷えの改善のためには毎日食べ続けてほしいので、市販のしょうがパウダーやおろししょうがのチューブも活用してください。

しょうがだけが持つ2つの特有薬効成分

ジンゲロール

生しょうがに多く含まれる辛み成分。血行促進作用があり、体をあたためる働きがあります。皮のあたりに多く含まれているので皮ごと食べるのがおすすめです。

ショウガオール

生しょうがにも少し含まれていますが、加熱してさらに乾燥させるとジンゲロールの一部がショウガオールに変化。効能は生のしょうがの10倍といわれています。

効能アップ! 新菜流「10倍しょうが」のつくり方

1.よく洗ったしょうがを皮ごと厚さ1mmにスライスする。

2.①のしょうがを天板に並べ、80℃のオーブンで1時間加熱する。

3.パリパリに干からびた感じになったら、取り出してしっかり乾燥させる。

<POINT>

オーブンに入れて45分ほどたったら一度確認して、パリパリ(干からびるくらい)になっていない場合は、様子を見ながら10分単位で追加加熱を。80℃に設定できない場合は、近い温度でOK。ただし100℃以上で加熱すると効能が減ってしまいます。乾燥したしょうがは、ミキサーにかけてパウダー状にすれば持ち運びにも便利。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』著:石原新菜

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』
著:石原新菜


【Amazonで購入する】

★累計300万部突破!『眠れなくなるほど面白い図解シリーズ』の健康ジャンル最新作!気になる“冷えと乾燥”を一気に改善できる名医の超メソッドを大公開!★

季節問わず、多くの人の悩みの種である“冷えと乾燥”。
寒い季節はもちろん夏場でもクーラーなどで手足がすぐに冷えてしまったり、ケアしていてもなかなか乾燥肌が治らなかったりと、いつかは良くなると思いつつ、悩んでいる人も多くいます。
冷えの大きな原因は、末端の毛細血管まで血が通っていない状態の“ゴースト血管”。
血流が悪いと手足まで血がうまく流れずに、冷えてしまいます。

また、乾燥は新陳代謝がうまくいっていないことが原因のため、血流を改善し、基礎代謝が上がることで改善していきます。

そんな冷えと乾燥を改善するのに一番重要なのが『Tie2(タイツー)』と呼ばれる血管を若返らせる酵素。
この『Tie2』を日常の中で活性化することで、自然と冷えも乾燥も無縁の体になっていきます。

本書では、温活の名医と呼ばれる著者が今までの研究の中でも効果の高い方法を厳選し、『Tie2』を活性化させる方法をプログラム化!
冷えと乾燥がダブルで一気に改善できる最強のメソッドを紹介します。

飲むだけで最強に体が温まる『ヒハツジンジャールイボスティー』や、お風呂でダブル効果の『最強塩風呂&”ながら保湿”3分パック入浴』、さらに、手足の末端神経まで一瞬で血がめぐる『手足1分運動』など、誰でもすぐにできて、効果絶大なメソッドが満載です。
冷えと乾燥が無くなれば不快感が減るだけでなく、免疫力が上がったり、肌がみるみる若返ったり、いいことばかり。

今日からすぐ始められるので、男女問わず冷え性や乾燥肌が気になる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

この記事のCategory

インフォテキストが入ります