資産価値の心配は不要!? 不動産価格の上昇がまだまだ続くワケ【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

実は、不動産価格の上昇はここからが本番!?
新築マンションの価格は落ちない?
資産として家を買おうと思っている人の多くは、おそらく「今は値上がりしているけど、この先に値段が下がるかもしれないし……」と考えることがあるのではないでしょうか。
しかし私は「今後しばらくはマンションの価格が下がることはない」と断言します。むしろ、値上がりはここからが本番だといえるでしょう。
その根拠はいくつかあります。そもそも現在の不動産価格の上昇は「分譲マンション」における状況です。2020年の新型コロナウイルスの流行で戸建ての需要が高まり、戸建ての価格がいっとき上昇したのは事実です。しかし2024年以降、戸建ての需要と新規供給は落ち着き、今はまた横ばいとなっています。
一方、分譲マンションはそもそもの供給が郊外の戸建て用地よりは少なく、新築マンションに使えるような都心の土地は減り続けています。また、多少上がったとはいえアメリカに比べると日本の金利はまだ低く、円安傾向は続くでしょう。そうなると日本の不動産、特に分譲マンションは海外からの投資対象となり、この傾向もまだ終わりそうにありません。もちろん、建築コストの上昇も先が見えない状況です。これらの条件からも、マンション価格はしばらくは上がり続けるでしょう。むしろ、ここからが本番ともいえるのです。
不動産価格は上昇の一途
現在、不動産価格は上昇の一途。
下記は2008年4月から2024年4月までの住宅市場価格推移をグラフ化したもの。2010年を平均として、マンションに関しては約2倍弱の価格高騰が起こっている。

そもそも、なんで不動産価格が上がり続けている?
①首都圏のマンションの需要に対して、新築マンションの供給が少ない
②金利安と円安により、海外からの投資が増えている
③円安と物価高、燃料費と人件費の高騰による建築コストの増加

新築物件に使える土地はもう都内では少なくなっています。立地のいい場所の新築物件はますます高騰するでしょう
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』著:沖 有人
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』
著:沖 有人
「賃貸」vs「持ち家」論争、決着!?
シリーズ累計300万部を超える『眠れなくなるほど面白い図解』に“不動産”ジャンルが登場!
マンション購入は「住む場所」ではなく、「資産としてどう扱うか」がカギです。
本書では、数万件規模の取引データを徹底分析し、資産価値が高まる物件の条件を図解で解説。
多くの購入者が実際に数千万円単位の含み益を得ている“再現性のある法則”を紹介します。
「駅からの距離」「間取り」「新築か中古か」といった基本条件に加え、「売主」「総戸数」が資産性に直結する意外な理由や、「複数路線乗り入れ駅」は必ずしも有利ではない、といった不動産業界が語りたがらない知識も明らかに。
◆今の高値相場、買うのは待つべき?
◆タワマンは買っても大丈夫?
◆価値が上がる物件の見分け方は?
◆損をしない売却タイミングとは?
不動産市況のプロが、資産価値の視点から「後悔しないマンションの選び方・住み方・売り方」を徹底解説。
これから購入を検討している人はもちろん、すでに所有している人や将来に不安を抱える人にも役立つ一冊です。
読むだけで住まい選びの視点が一変する、必携のマンションバイブルです。
この記事のCategory
オススメ記事

なぜ日本は「持ち家」を推奨するのか? 国が支える住宅優遇の真実とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

「資産価値が高い」とは何を指す? 購入前に知っておくべき価値の考え方とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

「半住半投」こそ最強!? 自宅が“資産”になる買い方とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

木造戸建ては22年で価値ゼロ? マンションが“損しない”理由を解説【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

持ち家は買い替えで資産倍増!? 賢い住み替え術とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

住み替えで7割の人がローン完済!? マンションを買って終わりにしないほうが良いワケ【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】


