ネバネバ食材で胃を守る! 食欲不振・吐き気の対策ポイント【眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話】


空腹なのに食欲がわかない吐きたいのに吐けないときの食材
水分不足の胃の炎症にはネバネバ食品を
「お腹はすいているのに食欲がわかない」「吐き気はするけど嘔吐できない」。こんな症状がたびたび見られる人は、体内の水分不足が不調の原因かもしれません。潤い不足から胃の粘膜の働きや胃液の分泌が低下し、胃が炎症を起こしている可能性があります。
好んで辛いものを食べる人に多いほか、加齢で体内の水分量が減少することで発症する人もいます。このタイプは唾液の分泌が減って口が渇くため水分を欲しがりますが、冷たい水分は炎症を悪化させる場合があるので注意してください。
症状の改善をめざすなら、何より胃に潤いを与える食材を積極的にとりましょう。その代表は「ネバネ食材」です。納豆やめかぶ、オクラやれんこん、長いもなどを料理にアレンジしましょう。
もうひとつのおすすめは、たんぱく質と緑黄色野菜の組み合わせ。たんぱく質は胃粘膜の修復に欠かせない材料であり、緑黄色野菜は胃酸の分泌抑制と胃粘膜の保護に働くため、この2つがタッグを組めば健康な胃をくる理想的な献立が生まれます。ただし、たんぱく質のとり過ぎは胃酸の分泌を増やし、逆流性食道炎のリスクを高める可能性も。バランスのとれた食事が肝心です。
たんぱく質なら消化のよい白身魚、豆腐、鶏のささみ、緑黄色野菜ではほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃ、にんじんなどがおすすめです。
胃の粘膜をつくってくれるネバネバ食材がおすすめ
ネバネバした食材に含まれる成分には、胃の粘膜を保護して胃酸から守る働きがあります。消化にいい食材も多いので積極的に食べましょう。

※大量に食べることはイメージしていません。
また、胃がかなり弱っている場合は「食物繊維」が豊富な食材は控えましょう。
たんぱく質×緑黄色野菜で胃粘膜を守る

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話』著:福原 真一郎
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話』
著:福原 真一郎
『眠れなくなるほど面白い図解シリーズ』健康ジャンルの最新作!
胃と腸を整えれば、あらゆる不調はみるみる良くなる!
食事など、体に入るものの入口である胃、消化吸収の要である腸、その本来の力を取り戻すための効果絶大な方法だけを大公開!
太りやすい、病院に行ってもわからない慢性的な不調がある、疲れがすぐに溜まる、など、そんな悩みの原因は“胃と腸”が疲れているからかもしれません。また、胃と腸はメンタルとも密接に関わりがあり、痛みや不快症状が出やすい内臓でもあります。そんな胃と腸の状態が回復することで、その他の内臓や全身の機能がみるみるよみがえり、肥満、健康診断の数値、疲労感などが消えていきます。
本書では、そもそも胃と腸の働きとは?といった基礎知識から、みるみる痩せる本来の胃の大きさに戻す方法、胃腸が一気に整う漢方や薬膳、さらにすごいスパイスカレーなども紹介。さらに過敏性腸症候群を改善するための座り方など、効果的な方法を厳選して紹介します。
さらに今の自分はどんな状態なのか簡単にわかるチェック法なども掲載し、自分の体と向き合えます。
どれも簡単にできる方法ばかりなので、ストレスで胃と腸の調子がよくない、なんとなく不調が続いている、という方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
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