見た目に影響する「引き締め筋」だけ効率よく鍛えよう【眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話】

見た目に影響する「引き締め筋」だけ効率よく鍛えよう

衰えやすいのは、アウターマッスル

体は、筋肉のかたまりです。心臓や内臓の大部分も筋肉骨に付着して関節を動かしたり姿勢を維持したりする筋肉は骨格筋とよばれ、体重の30~40%程度を占めています。

筋トレの対象となるのは、まさにこの骨格筋。骨格筋は、骨に近い深層にあるインナーマッスル(深層筋)と、その外側にあるアウターマッスル(表層筋)に分けられます。インナーマッスルは、姿勢維持などで日常的に使われているため、実は運動不足や加齢などの影響を受けにくく、衰えづらいという特徴があります。運動不足や加齢によって衰えやすいのはアウターマッスルです。逆に鍛えることで基礎代謝が上がって体脂肪が減り、ボディラインが整うため、「引き締め筋」といってもよいでしょう。つまり、中年太りを防いでスタイルをよくするためには、まず引き締め筋=アウターマッスルを優先的に鍛えるのが正解。

アウターマッスルでも特にボリュームが大きい筋肉が筋トレのターゲットです。下半身では大腿四頭筋、ハムストリングス、大臀筋、下腿三頭筋。胴体部では腹直筋腹斜筋脊柱起立筋。上半身では大胸筋広背筋、三角筋。これらの10か所の筋肉が、優先的に鍛えたいアウターマッスル。特に全身の筋肉の6~7割を占める下半身は衰えやすく、逆にここを鍛えることで効率よく基礎代謝が上がり、また疲れにくい体にもなります。

筋肉はインナーとアウターに分けられる

インナーマッスル

日常的に使われているため衰えにくい。

アウターマッスル

運動不足や加齢によって衰えやすい。

見た目を大きく左右する筋肉は10か所

大きい筋肉のアウターマッスルは「引き締め筋」!

鍛えれば太りにくい体質になる。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話』著:坂詰 真二

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話』
著:坂詰 真二


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