2024-25シーズン、TUBCがB2昇格を果たす切り札! 背番号50、長尾光輝選手!
昨季までB3の鹿児島レブナイズでプレーしていた長尾光揮選手。若い世代の中心選手としてチームをB2昇格に導いた後、今シーズンよりTUBC(東京ユナイテッドバスケットボールクラブ)に移籍してきた。
TUBCに対して「バランスの良さや、チームとしての上手さを感じていました」という。移籍を決めたのは「僕自身、まだ若い世代で昨季はチーム(鹿児島レブナイズ)としてB2昇格を経験することができました。正直に言うと、僕がチームを引っ張ったわけではなく、先輩方がB2昇格を決めてくれて、僕はそれを“見ていた”という感覚なのですが、TUBCでは鹿児島時代とは違って“自分が引っ張ってB2昇格を果たしたい”そんな思いがあっとのこと。
持ち前の武器は圧倒的なスピード!
今季からチームを率いる橋爪純HC(ヘッドコーチ)が掲げるディフェンスから試合を作る、チーム一丸の「オールディフェンスオールオフェンス」を体現する選手だ。敵がボールを持っている時はアグレッシブなディフェンスを展開。ひとたびボールを奪えば、瞬発力と圧倒的スピードでゴールに迫る。同じくTUBCに移籍してきた田口暖選手が「身体能力お化け」と評するほどのフィジカルで、あっという間にゴールに迫る。
マンガ「スラムダンク」のキャラクターに例えるなら、海南大付属高校の清田信長(身長178cm 体重65kg)。マンガでは湘南との戦いでダンクを決めるほどのジャンプ力を披露する清田だが、長尾光揮選手自身、身長174cm・体重72kgと体格も清田信長に極めて近い。バスケ選手として、そこまで高い身長ではないが、圧倒的スピードと瞬発力を兼ね備えたプレースタイルで、ここぞの場面でチームに勢いをつける。
2024-25シーズン、TUBCにどういう部分で貢献していきたいか、との問いに「スピードが持ち味なので、そこはしっかりと発揮したいです。プレーはもちろん、スピード感が上がるとチーム全体に勢いがつくと思っています。試合にはつねに出たいと思いますけど、たとえば途中からコートに立っても空気を変えられるような、そんなプレーを見せたいです」と答えてくれた。
常々コーチからは「ポイントガードというポジションはコーチを抜いたらボスだ」と言われているとのこと。「年齢は下の方ですけど、年上の選手に対しても意見をしっかりと言えるように。そのためにも、プレーでしっかりと説得力を見せないといけないと思っています」と力強いビジョンを持っている。
今季こそチーム悲願のB2昇格! この目標に向かって「コートを切り裂く青い稲妻」背番号50から目が離せない!
写真・TUBC提供
文・岩田裕介(ラブすぽ編集部)
公開日:2024.09.21