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舟券を的中させる為に展示タイムはどう予想に活かす!?『究極のボートレースガイドブック』

Text:永島知洋

これを覚えたら一人前!知っておきたい予想ファクター

スタート展示、周回展示、コース別成績、チルト……。ボートレースならではのこうした予想ファクターを押さえれば、これであなたもボートレース通。「チルトの魔術師」「前づけの鬼」「絶対王者」と称される名選手を覚えておけば、的中はもう目前!

展示タイムはどう予想に活かす!?

展示航走(スタート展示→周回展示)が終わると各選手の展示タイムが発表されます。この計測方法はレース場によって違う場合はありますが、基本的にはバックストレッチ(スタートする方の反対側)の直線150メートルを走るタイムになります。そのタイムが速ければ速いほど直線の伸びが良いと判断できます。ただ、直線のタイムが良いから勝てるわけではないのがボートレース!

なぜならレースは直線だけで行われるわけではなくターンもあるからです! とはいえ、直線のタイムが遅いよりは速いに越したことはありません。レーサーによって、この展示タイムを気にするレーサーもいれば全く気にしないレーサーもいるのが面白いところです。レース場によってはオリジナル展示タイムというものを計測してファンに提供するところもあります。

直前情報『究極のボートレースガイドブック』

直前情報『究極のボートレースガイドブック』

具体的には、展示タイム(バックストレッチの直線ラスト150メートルのタイム)のほかに、
・一周タイム(1周したタイム)
・まわり足タイム(第1ターンマークの入り口から出口のタイム)
・直線タイム(ターンの出口からバックストレッチ中央までのタイム)

それぞれのタイムを提示するレース場があります。よく言うのが「一周タイムはまぁまぁ気にしている」と。なので、私も予想の際に一周タイムは特に参考にしております。あとはまわり足タイムが良い2コースのレーサーとかはチェックしますね。周回展示のターン時にバタバタしていたのにまわり足タイムや一周タイムがあまり悪くないレーサーは要チェック!ターンでバタついていたのにタイムが悪くないということは、総合的にモーターがいいんじゃないかと判断できるわけです!

展示タイムはどう予想に活かす!?『究極のボートレースガイドブック』

3号艇バタついたのにタイムは遅くない『究極のボートレースガイドブック』

【出典】『究極のボートレースガイドブック』著:西野精治

【書誌情報】
『究極のボートレースガイドブック』
著:西野精治

近年、コロナ禍の影響もあり公営ギャンブル市場は毎年のように売り上げを伸ばしています。スマートフォンの普及で手軽に参加できることもあり、今やバブル期の売り上げを上回る状況となっています。この公営競技の中でも最もファンや売り上げを伸ばしているのがボートレース(競艇)。公営ギャンブルと言えば中央競馬(JRA)を思い浮かべる人が多いはずです。たしかに昔から競馬ファンは多く、馬券の売り上げが全公営競技の中でダントツに大きかったのですが昨今は状況が変わりつつあります。ボートレースの人気は急上昇、舟券の売り上げは2兆4142億円(2022年度)と約3兆円の中央競馬に肩を並べるまでになっていて、新規のボートレースファンが増加していることを示しています。とはいえ、初心者にはどうやってボートレースを予想していいのかが分からないのも事実。最初は誕生日とか好きな番号、好きな色、カッコいい選手などの理由で舟券を買うのもありですが、ずっとそのレベルではボートレースを本当に楽しめているとは言えないでしょう。本書はその域を脱して「選手の実力」「有利なコース」「レース展開」「モーターやボートの性能の見極め」などを知ることによって、「自分でレースの予想、推理」ができるようになることを伝授する1冊です。著者の永島知洋氏は「ボートレース楽しむプロ」としてほぼ毎日のようにテレビ番組やYouTubeのレース配信番組でボートレースの面白さ、楽しみ方を身をもって示している人です。小難しいことは抜きに「興味はあるけど専門知識ゼロの人が、とりあえず舟券を予想できてレースを楽しめるようになる」をコンセプトに書き下ろした1冊です。

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