LOVE SPORTS

犯罪捜査の最前線!ただの頭蓋骨から顔を割り出す驚きの最新技術とは?【科学捜査】

コンピュータ使用のスーパーインポーズ

白骨死体の身元確認の方法は大きく2通りあります。ひとつ目は白骨死体から該当者が見つかった場合に人物の顔写真やX線写真と白骨死体の頭蓋骨の特徴を比較して、同一人物であるかどうかの確認作業を行う方法です。

現在では「3Dスーパーインポーズ法」という方法が主に行われています。ビデオカメラで撮影した頭蓋骨の情報を取り込んだり、CTスキャンしたりして、モニター上で照合する方法で、頭蓋骨を方向転換したり大きさを自由にコントロールしたり、皮膚や筋肉の厚さまで正確に測定できるので照合の精度は非常に高い方法です。

3Dスーパーインポーズ法の前には、スーパーインポーズ法という手法が用いられていました。身元不明の頭蓋骨と該当者の肖顔写真を重ね合わせて、輪郭や眉、眼窩、鼻、口唇など18ヵ所の位置関係を比較する鑑定法です。

スーパーインボーズ法は約85年ほど前から行われていて、コンピュータの進化とともに精度も急速に上がってきている科学捜査技術です。

2つ目は該当者が見つからない白骨死体の場合は頭蓋骨から生前の顔貌を復顔します。統計学データに基づき粘土で肉づけして立体的に復元する方法と、コンピュータによる方法がありますが、この場合は皮膚の色やしわ、年齢別の変化を表すこともでき、多彩なバリエーションを表現することが可能です。

その他、X線写真やCTスキャンした3D画像から、眉間の辺りの前頭洞の形態を比較する、「前頭洞指紋法」も精度の高い個人識別法です。

出典:『図解 科学捜査』監修/山崎昭

【書誌情報】
『図解 科学捜査』
監修:山崎昭

科学捜査は驚くほど進化している。血液や指紋・DNA鑑定、顔認証システム等の画像解析やインターネットを駆使した情報分析など、微細な証拠から犯行の立証、犯人逮捕に結びつけている。刑事ドラマや推理小説などで活躍する科学捜査の実体、その最先端の技術、方法など全貌を図解で徹底紹介!微細な証拠も大いに真実を語る、犯罪は絶対に見逃さない。