柏餅
柏餅は江戸で生まれた日本独自のもの。関東では端午の節句といえば柏餅が主流ですが、関西では中国から伝わった慣習にのっとり、ちまきが主流。地域に根付いている方を食べればOKです。
柏餅に使われる柏の葉は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちず、葉を絶やさないことから、家系が絶えない、子孫が繁栄するとされる縁起物です。また、柏は葉の付き方から来年が予見できるとされ、未来を示す神さまの力を宿すと言われています。
ちまき
古代中国・楚の詩人であった屈原が、陰謀によって5月5日に川に身を投じて亡くなりました。屈原の死を人々が悲しみ、命日に竹筒に米を入れて投げ入れたところ、屈原の霊が現れて「悪い龍が米を食べてしまうので、龍が嫌う楝樹の葉で包み、邪気を祓う5色の糸で包んでほしい」と言ったのが、ちまきの始まり。
これが日本に伝わり、ちまきを食べると災厄や疫病を逃れられるとして定着していきました。
出典:12ヶ月の開運神社カレンダー
【書誌情報】
『12ヶ月の開運神社カレンダー』
白鳥詩子 著
ほかでは語られていない、 「開運速度がぐんとアップする」特別な神社参拝を伝える1冊。 神社を守る家系に生まれ、11歳で巫女デビューした著者が、 お参りするのに「最適な開運日」を月ごとにピックアップし、 その意味合いと、神様が耳を傾けてくれる願いの伝え方をご紹介します! 神様との「ご縁」が深くなり、神様に愛されながら、 どんどん願いを叶えていける素敵なサイクルが生まれます。 気になる参拝のお作法や、暦にそった開運フード、お願いごと別のおすすめ神社も掲載! 神社好きも、神社巡り初心者も楽しめます。
公開日:2022.01.11