合だけで何とかしようとするのはNG
しかし、やはり人間ですので行きたくない、やりたくない、と思わないことは不可能です。そして、気合を入れないと動けない日があることも仕方がありません。では、どのようにすれば気合を入れることで心にかかる負荷を軽減させてあげることができるのでしょうか。
まず、大前提としてなかなかやる気が出ない日でも、「気合が足りないんだ」「気の持ちようなのに」と後ろ向きに捉えてしまうことはNGです。それよりも意識するべきなのは小さな習慣をつけること。全力で気合を入れて自分にとって大きな問題をクリアするよりも、1つずつ小さな問題をクリアし続けていくことが大切です。
「とりあえず支度だけはしてみよう」「とりあえず家を出てみよう」「とりあえず電車に乗ろう」など、自分に課す目標のハードルをグッと下げて少しずつ小さな目標をクリアしていきましょう。このように、自分のできることから少しずつ行動すれば、負の感情に支配されることなく、心も軽くなりつらさを乗り切る自信もつくのです。
出典:『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
【書誌情報】
『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
監修:ゆうきゆう
日々の生活の中でなにかとすぐにイライラしたり、びくびくしたり、「怒り」や「不安」などの感情をうまくコントロールすることができないという悩みを抱えている人は少なくないかと思います。本書は、そのようなココロが忙しくて疲れを感じている人の支えになる感情整理術の書籍です。
家庭間や職場、学校などでつい熱くなって言い返す前に実践してほしい感情整理のテクニックや、もっと気楽に物事をとらえるコツ、一瞬でできる心の落ち着かせ方など、ゆうきゆう先生流のココロが楽になる術をまとめた一冊。
公開日:2022.10.29