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カラスはどのように生まれてどのように死ぬの?【カラスの話】

生まれてから死ぬまで

カラスの人生(鳥生?)は若いときと、繁殖するようになってからで全然違います。親元から独立したカラスは非繁殖群に入り、集団で暮らしています。ただ、集団といっても人間の考えるようなグループではありません。メンバーも決まっていないので、今日はこっち、明日はあっち、と集団を移動するのも自由です。その辺、とってもフリーダム。カラスは集団の中でペアを作ります。このとき、ペアはできていますが、縄張りがないので繁殖はしていません。2羽で連れ立って縄張りを探しに行きます。とはいえ、良さそうな場所にはだいたい誰かがもう住み着いているので、なかなか難しいようですが。

無事に縄張りを確保したら、そこを生活の拠点にして、2羽で暮らします。夜は集団ねぐらに入ることもありますが、繁殖期は明らかに縄張り内で寝ていた例を観察しています(繁殖中でも集団ねぐらに戻ったとしている論文もあります)。縄張りは周囲の個体との力関係や環境条件で多少ずれることもあるのですが、そう簡単になくなりはしないのが普通です。おそらく、同じペアが、だいたい同じところにずっと住み着くのでしょう。縄張りを持って繁殖できるのは3年目くらいからかな?と言われています。また、子育ては1年に1回だけです。失敗するとやり直すことはありますが、1度子どもを巣立たせてから、同じシーズンにまた産卵することはありません。。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 カラスの話』
著: 松原始

「カラスはなぜ怖いのか?」がわかる本!黒い羽を虹色に輝かせ、時に人を威嚇し、悠然と街を歩く。不吉なシンボルとされる方、賢さで知られる彼らの生態や魅力を面白く伝える1冊です。「カラスはほんとは怖くない!? 」「 読めばよむほど、好きになる!?」

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