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シェール革命でアメリカが世界の警察をやめた?【地政学の話】

アメリカが世界最大の産油国に

2013年9月10日にテレビ演説でバラク・オバマ元大統領は、「アメリカは世界の警察ではない」と宣言しました。この背景にはシェール革命があります。

アメリカはシェールガス、シェールオイルの開発により世界最大の産油国となりました。これまでアメリカが世界の警察でいたのは中東からの石油確保のため。

中東を守ることで、石油輸入をまかなってきましたが、自国で生産できるようになり、その必要がなくなったのです。

自国でエネルギー生産ができるようになったアメリカは、中東の安全保障にかかわることがなく、世界の警察でなくてもいいようになりました。

目が離せないアジア

このことにより中東からのアメリカ軍撤退だけでなく、将来的には韓国、非公式ながらも2020年から2026年の間に沖縄から海兵隊を含んだ全アメリカ軍撤退なども打ち出しています。

また、トランプ大統領は、2018年12月に「イラク駐留防衛費を払わないのであれば、自国の安全のために米軍を利用するのをやめてほしい」とアメリカファーストの姿勢を強めています。

中東依存がなくなったアメリカにとって、目が離せないのがアジアです。とりわけ世界第2位の経済大国となった中国とは確執が続いており、中国が領有権を主張する南シナ海にアメリカがイージス艦を派遣するなど、一触即発の状態。まさに世界の警察どころの話ではなくなっているのです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 地政学の話』
著:荒巻 豊志

シリーズ累計発行部数150万部突破の人気シリーズより、「地政学」について分かりやすく解説した一冊。「地政学」とは、地理的な条件が国家の政治、経済、軍事に与える影響を研究する学問。歴史的背景も関わり、国内・世界中で起こっている諸問題解決の糸口となる、まさに現代に最も必要な知識である。ニュースではよくわからない国際情勢と世界で起こっている現状が見えてくる!

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