人気ホラーゲームのモデルとなった廃村で…
羽生蛇村のロケ地で怪異が発生
プレイステーション2で人気を博し、現在でもゲームファンの記憶に残る傑作ホラーゲーム「SIREN」。日本の原風景的な村落で繰り広げられる劇を、ゲームとして楽しんだ人も多いことだろう。しかし、その舞台となった「羽生蛇村」に実在のモデルがあったことを知る人は、果たしてどれくらいいるだろうか。そのモデルとなった地こそ、今回ゾゾゾが探索する埼玉県秩父市の山岳エリアにある廃集落、通称「丘集落」だ。ゾゾゾは、この知る人ぞ知る集落で、前代未聞の恐怖を体験することになる。
探索範囲が広範になることが予想されるため、落合、演出補・内田、ディレクター・皆口に加え、スペシャルゲストの長尾が参加し、集落内を二手に分かれて探索する作戦を立てたゾゾゾ。山道を15分ほど歩くと、一行が廃集落のエリア内に入ったことを示すように地蔵たちと遭遇。そこには地獄の亡者を救うとされる馬頭観音が朽ち果てた姿で佇んでいた。
ますます不気味さを増していくなか、落合に与えられたミッションは、トンネルの出口にペンギン人形を置いてくること。唐突なバラエティ演出に不満を漏らしながらもミッションを遂行していたら、突然落合が取り乱した。彼によると、人らしき姿を目撃したとのこと。その後、内田・長尾コンビがペンギン人形を回収し、早々にこの場を退散した。
朽ち果てた廃墟が建ち並ぶ いよいよ集落の敷地内へ
さらに奥に進むと、墓石、古井戸が出現し、周囲はいよいよ村落らしき姿を現し始める。予想を上回る集落の荒れ果てた姿に立ちすくむメンバー。ここからいよいよ、メンバーを二手に分けて、本格的に探索を始めることになる。噂によると、かつてこの集落で一か惨殺の事件があり、それをきっかけに廃集落となったといわれている。その事件が起きた現場といわれる家屋を突き止めることが、今回の探索の目的だ。内田・皆口組と落合・長尾組に分かれて、彼らはさらに歩みを進める。
まず落合・長尾組が見つけたのは、今にもくずれそうな家屋。床は抜け、壁には意味不明な文字が残されている。一方、内田・皆口組も廃屋を発見。そのとき、内田が人の声らしきものを聴いた!内田の弁によれば、それは男性の息づかいのようなものだったらしいのだが…。一行は、さらに集落の奥へと向かっていく。そこで彼らが見たものとは?
ゾゾゾが神隠しの被害に…落合が消えた!
廃屋の探索をしていた内田・皆口組のところに、あわてた様子の長尾が合流。その理由を問いただしたところ、突然、落合が姿を消したのだという。暗い山道で足を踏み外したのか? それならば音で分かるはずだ。誤った道を進んでしまったのだろうか? 長尾が声をかけたとき、声が届かないほど距離をあけるには短い時間だったという。
とにかく連絡を取るためにスマホに電話をかける内田。しかし一向に通じない。繰り返し電話をかけ、ようやっとつながったが、今度は返事がない。微かに聞こえるのはザザ…ガガ…ガサガサ…という雑音のようなものだった。これ以上の探索は危険と判断した一行は、取り急ぎ駐車場へと戻った。それからほどなくして落合が戻ってきた。その顔にはあきれた表情が浮かんでいた。ドッキリにかけられたと思っていたのだ。話が食い違う落合と一行。彼らは、世に言う神隠しの一端を経験したのだろうか?
ゾゾゾポイント4.0
廃村自体は気持ち悪いし、お地蔵さんあるし、一人ぼっちにされたし(事態をまだ把握していない)。
出典:最恐心霊スポット (~ゾゾゾが体験した禁断の恐怖~)
【書誌情報】
『最恐心霊スポット (~ゾゾゾが体験した禁断の恐怖~) 』
〈ゾゾゾ特別協力〉著
心霊ホラー界では異例となるYouTubeチャンネル登録者数33万人を誇り、今業界を最も熱くさせているゾゾゾ。
本書では、彼らがこれまでに訪れた心霊スポットの数々を、全ページカラーで余すことなくご紹介します!
殺人現場となった廃ホテル、心霊現象が多発する廃トンネル、ホラーゲームのモデルとなった廃村、見捨てられた廃神社、
人体実験が噂される謎の廃施設、自殺者が後を絶たない橋、火災のあったストリップ劇場等々…
彼らが訪れた心霊スポットは、どれも危険と隣り合わせの激ヤバスポットばかりである。
思わず目を背けたくなるような現象の数々を是非ご覧いただきたい。
※なお、本書はゾゾゾのファーストシーズン全24話で訪れたスポットを収録したものとなります。
公開日:2022.07.05