黒木陽琉が0.1回を1安打1奪三振
夏の甲子園大会第4日の8月9日に行われた第4試合で登場した神村学園(鹿児島)の黒木陽琉は、0.1回を1安打1奪三振。立命館宇治の市村祐樹に適時三塁打を許すも、最後は空振り三振を奪い、神村学園の2019年大会以来、4年ぶりの初戦突破に貢献した。
9回、2アウト2塁のピンチの場面で、神村学園2番手・松元涼馬に代わり、3番手でマウンドに上がった黒木陽琉は、立命館宇治の市村祐樹に5球目138kmストレートを捉えられ、タイムリースリーベースヒットを許すす。だが乱れることなく中川翔を6球目120kmスライダーで空振り三振に切って取り、最小失点で抑えた。
1回に秋元悠汰、正林輝大の連続二塁打で先制。6回に今岡歩夢の2ランホームラン、8回に正林輝大の2点タイムリースリーベースヒットなどで突き放し、投げては先発・松永優斗が8.1回2失点の好投を披露。神村学園が18安打10得点で立命館宇治に大勝し、2019年大会以来、4年ぶりに1回戦突破を果たした。
黒木陽琉(くろぎ はる)/神村学園【鹿児島】
183cm76kg 左投右打 投手
変化球:スライダー、カーブ、フォーク、シュート
グラブを高めに掲げて左上手から投げ込む最速146kmの角度のある直球が持ち味のオーバースロー左腕。
3年生の夏の予選で146kmを計測した角度ある直球にスライダー、フォーク、カーブなどの変化球を交え、打者を打ち取る。
3年生の夏の県大会で自己最速146kmを計測するなど、5試合26回を32三振、5失点、自責点2に抑えた。
複数球団が興味を示しており、甲子園で好投すれば一気に評価を高める可能性がある。
公開日:2023.08.10