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「ハウス」とは一体何か?ハウスを知ると自分自身がわかる!?【一番わかりやすい はじめての西洋占星術】

Text:アストロカウンセラーまーさ

第3章 ハウスを知る

いろいろなテーマを読み解くために必要なハウスについて解説します。学ぶことは多いですが、一つ一つ順を追っていけば大丈夫です。

ハウスからは何がわかるの?

まーさ先生「ほしみさん、ここまでの第1章では12星座(12 サイン)について、第2章では10天体について勉強してきました。さあ、第3章では「ハウス」について学びましょう!」

ほしみ「はい! ハウスというのは、私がよく見ていた雑誌やテレビの星占いでは出てこなかった言葉です。」

まーさ先生「ハウスの意味を知ると、その人の仕事や家庭、恋愛といった人生上の様々なジャンルについて読み解くことができますよ。ではまず、自分自身のホロスコープをもう一度よく見てみましょう。円の中心から放射状の線が描かれて、円全体を12に分割しているでしょう?これがハウスです。」

ほしみ「ほんとだ、ホロスコープ全体が1〜12ハウスに分けられているのがわかりました。でも、ホロスコープの左端に「ASC(アセンダント)」の文字があります。これは何ですか?」

まーさ先生「ASC とは生まれた時間の東の地平線と黄道の交点のこと。ここから 1ハウスがはじまり、2 ハウス、3 ハウス……と、12 ハウスまで続いていきます。ハウスは次ページの図のように、4つのアングルをもとに作られました。ASC から IC を3分割したものが1~3ハウス、ICから DSC を3分割したもの 4 ~6ハウス……と続きます。」

ハウスと4つのアングル

ASC(アセンダント)

第1ハウスの始点。自分自身や「その人が周囲からどう見られるか」を表す。主に生まれながらに持っている外見的な特徴や容貌や資質、放っているオーラや雰囲気を表す位置。

IC(天底)

第4ハウスの始点。自分の居場所と感じられる状況やエリア、「その人が安心し安らげる状況」を表す。転じて生まれた&自分がこれから作る家族像、故郷、快適と感じる生活スタイルなど。素に戻れる場所です。

DSC(ディセンダント)

第7ハウスの始点。「どういう相手と人生上で深くかかわり合うか」を表す。人生上で大きな影響を与え、自分に成長を促す人、協力し合う人のタイプや傾向を示す。結婚相手が代表的な例。

MC(南中点)

第 10 ハウスの始点。その人の社会的な活躍や貢献の形、その人が「社会的に何を成すか」を表す。適性がある職業(天職)や、最も社会的に注目されるスタイル、職業上での最高到達点などを表す位置。

【出典】『一番わかりやすい はじめての西洋占星術 』著:アストロカウンセラーまーさ

【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめての西洋占星術』
著:アストロカウンセラーまーさ

はじめて西洋占星術を学ぶ人、学んでみたけれど要素が多すぎて挫折した人におすすめしたい基礎の基礎から解説する入門書。
人気占い師のアストロカウンセラーまーさによる超ていねいな解説と本書オリジナルの自分で占う力が身につく「星読みドリル」を使って気になることや生まれ持った資質を読み解いてみましょう。

生まれた瞬間の天体の星の配置を示すホロスコープには、理想の生き方、適正、恋愛運、金運、その人の第一印象など、気になる情報がたくさん詰まっています。読み解けることが多いがゆえに、「全部覚えなきゃ!と思って挫折した」という人も少なくないでしょう。
本書では、一気に全部覚えようとせずに、理解できることを増やしていくのをおすすめしています。逆に言うと、初心者でも本書で紹介する最低限の読み解きポイントを押さえていれば、ある程度は自分で占いの答えを導けるということです。実は得意なこと、本当は苦手なこと、適性のある仕事、コミュニケーション傾向、気になる人との相性、運がいい日の見つけ方……
これらは全部、初心者でも読み解けます。星からのメッセージを味方につけて、運を活用できるようになりましょう。

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