感情線の長さ
【標準的な長さ】
中指と人さし指のつけ根の間あたりまでゆるやかにカーブを描きながら伸びる感情線が標準的です。
【短い感情線】
中指の下あたりで終わる、もしくはそこまで伸びていない感情線を短い感情線と判断します。短い感情線の人は、感情の起伏が少なく理性的で冷静なタイプ、客観的に物事を見たり考えたりすることができ、状況判断に優れている人です。
また、主観をあまり強く持たず、「聞き上手」な人で、周りの人から相談を受けることが多い人でもあります。一時の感情に流されず常に冷静でいられるため、自己中心的で冷たい人と思われがちですが、それよりも感情のコントロールができる、自分のペースを大切にする人であり、表現があまり得意ではない人と言ったほうが正しい解釈だと思います。客観的に冷静な判断が必要な場合には、特に頼れる存在です。
【長い感情線】
中指と人さし指の間よりも長く伸びる感情線を、長い感情線と判断します。長い感情線の人は仕事や恋愛、人間関係においてとても情熱的なタイプです。愛情深く人情的でとても魅力的な人です。
情熱を持って行動したり、積極的に人間関係を築いていくタイプなため、多くの友人や人脈を持てる人であり、それが成功の糸口になることが理想的です。多情多感な面があり、感情に左右されやすい傾向があるので、常に目的意識をはっきり持つことや何かを判断する時には一呼吸おいて冷静に考えるなど、感情をコントロールすることができれば、持ち前の情熱が活きて大成できるでしょう。
手の側面に達しそうな特に長い感情線を持つ人は、思いが強過ぎて感情を抑えることができず、嫉妬心や独占欲が強く出てしまう傾向があります。また、恋愛面にそれが出ると盲目状態に陥り、恋の破綻につながりかねません。熱いことは素晴らしいことだと思いますが、何事もほどほどが大切です。
【書誌情報】
『新版 手相の教科書』
著者: 青木智
手相は占いだと思いますか?手相は占いではなく統計学の一つだと著者の青木智さんはおっしゃいます。手相を見るにはスピリチュアルな力は必要なく、線の見方やその線の解釈という「知識」を身に付けることができれば、誰でも鑑定できるようになります。そして、手相が見られるようになれば「過去の自分に癒し」を、そして「未来の自分にハッピーを」もたらすことができます。手相の見方を覚えて、素晴らしい自分を発見し、自信を持って輝く先の人生を歩みましょう。そして、身の回りにいる大切な人たちに幸せを導きましょう。この本を手に取っていただくことで、きっとあなたにハッピーが訪れるはずです。※本書は2015年8月に(株)アルマット社から発行された『手相の教科書』を再編集し刊行しています。
公開日:2021.04.14