特殊な運命線
最初に運命線は、どこから出発していても中指の下部(土星丘)に上昇していると説明しましたが、稀に特殊な現れ方をするものがありますので、いくつか説明していきます。
【人さし指と中指の間に向かう運命線】
運命線が中指下部に向かわずに人さし指と中指の間、もしくは人さし指に近いほうに向かう運命線があります。この相を持つ人は、木星丘の意味が強く出て、向上心や野心があり、高い地位や名誉を得るために、積極的に行動し人一倍努力する人です。
【感情線と合流して木星丘に向かう運命線】
運命線が感情線と合流してそのまま木星丘に向かう運命線を持つ人は、交際相手や配偶者、親しい友人からの愛情やサポートを受けて運が開いていく人です。幸せな結婚生活を送る人や結婚後に運勢がどんどん良くなる人でもあります。自分だけではなく、相手の運勢も上げていく開運相です。
【感情線を越えた付近からカーブして木星丘に向かう運命線】
運命線が感情線を越えたあたりから急カーブして木星丘に向かう人は、晩年になって、そこまで努力と苦労を重ねてきた成果が表れ、理想を現実にできたり、目標を叶えることができます。晩年運が良く金運も良好な人です。とても仕事熱心なタイプで、女性でしたら家庭に収まらないで意欲的に仕事をする人となります。
【月丘から木星丘に向かう運命線】
月丘付近から木星丘に一直線に向かう運命線を持つ人は、月丘と木星丘の意味が影響して、他人からの人気や援助を得ながら、野心を持って意欲的に行動し、目的を達成していく人となります。
【中指と薬指の間に向かう運命線】
運命線が中指下部に向かわずに中指と薬指の間、もしくは薬指に近いほうに向かう運命線の人は、太陽丘の影響を受けて周囲の人から好感を持たれるタイプなので、恵まれた才能を認められたり支持を受けて幅広く活躍する運命となります。
【書誌情報】
『新版 手相の教科書』
著者: 青木智
手相は占いだと思いますか?手相は占いではなく統計学の一つだと著者の青木智さんはおっしゃいます。手相を見るにはスピリチュアルな力は必要なく、線の見方やその線の解釈という「知識」を身に付けることができれば、誰でも鑑定できるようになります。そして、手相が見られるようになれば「過去の自分に癒し」を、そして「未来の自分にハッピーを」もたらすことができます。手相の見方を覚えて、素晴らしい自分を発見し、自信を持って輝く先の人生を歩みましょう。そして、身の回りにいる大切な人たちに幸せを導きましょう。この本を手に取っていただくことで、きっとあなたにハッピーが訪れるはずです。※本書は2015年8月に(株)アルマット社から発行された『手相の教科書』を再編集し刊行しています。
公開日:2021.04.27