パリ五輪で初の金メダルの予感!自転車競技に投入される最新型バイク「V-IZU TCM2」は特注品!
パリ五輪に向けて2年前から開発が進んできた次世代型の最新バイク「V-IZU TCM2」は、公益社団法人JKAから1億3500万円の支援を受けて東レ・カーボンマジック株式会社が完成させた。その車体はアルミよりも軽く、鉄よりも強い炭素繊維を合成させたカーボンを素材として、エアロダイナミクスを考慮して開発されている。エアロダイナミクスとは、空気の流れが物体におよぼす影響をあつかう流体力学の一種であり、要は空気抵抗によりスピードが減速されることを極力防ぐための工夫である。
自動車などのエンジンを搭載したモーターサイクルの場合、考慮すべきエアロダイナミクスは車体だけであるが、自転車競技の場合はさらに複雑になる。バイクは人がペダルを漕いで進むため、バイクと人をセットにしたエアロダイナミクスを研究しなくてはいけない。
つまり日本代表選手のひとりひとりの身長や体格を考慮し、最適なエアロダイナミクスを生み出すため、「V-IZU TCM2」は1台1台、すべて特注品となるのである。
1台あたり1985万円する自分専用の最新型バイクと共に、パリ五輪では日本選手のメダルラッシュ、初の金メダルが期待される自転車競技。日本のテクノロジーを詰め込んだ戦いから目が離せない。
公開日:2024.05.14