「デジタル製品」は子どもの教育にプラス?マイナス?①
子どもは、場面に合わせてデジタル製品を使いこなせる
ご家庭で、スマートシステム製品はお使いですか?スマートホームとは、自分のスマートフォンやスマートスピーカーを使って家電をコントロールすることによって、便利で快適な暮らしができる家のことです。
スマートホームが教育にプラスかマイナスかと聞かれたら、わたしは「とくに関係ありません」とお答えしています。
それは、人はラクなほうを自分で選べるものだからです。
たとえば、スマートホームは一見便利に思えますが、何をしてほしいのか声に出して指示する必要があるため、「自分で電気を消したほうが早い」という場合おあります。
ですから、子どもがスマートホームに頼りっぱなしになってしまうことはないでしょう。
テクノロジーを学習に上手に取り入れよう
テクノロジーが好きな子どもは多いので、わたしは個人的には、テクノロジーを取り入れていくことには、プラスの面が強いと感じています。
たとえば子どもが調べ物をするとき、AI音声認識アシスタントにいえばぱっと答えてくれる機能があるのです。ChatGPTなどのAIが入っていたりすると、もっと精度を上げて回答してくれるので、子どもの学習ややる気につながる可能性もあります。
親が答えられない質問でも、AIならわかりやすく解説してくれる場合もあるので、上手に取り入れてみてください。
ただ、なかには悪いことを考える子も出てくるかもしれません。宿題をAIにやらせてしまうことがないように、注意しましょう。
【出典】『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』著:石田勝紀
【書誌情報】
『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』
著:石田勝紀
本書『頭のよい子の育て方』では、「頭のよい子」とは、単に学力や成績が優れた子どもを指すのではなく、その子自身の特性やタイプに応じた能力や個性が発揮されている状態を意味すると提案します。著者は、親として子どもの個性に合わせた育児の重要性を強調し、シンプルで無理のない生活環境を整えることが、子どもの健全な成長を促す鍵であると説いています。また、親の都合で育児を進めるのではなく、子どもの特性に合ったアプローチが必要であることを具体的な例を交えて解説しています。子どもの成長をサポートするための実践的なアドバイスが満載の一冊です。
公開日:2024.09.20