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巨人の歴代守護神の中でも最強!?新人王筆頭候補の大勢

Text:西沢直

今季も“前評判に偽りなし”の新人が続々!2022プロ野球ドラ1ルーキーの現在地

ドラ1ルーキーというのは即戦力として期待されているが、実際はどうなのか。ドラ1たちの現在地を見てみよう。

新人セーブ記録更新も!?新人王筆頭候補の大勢

【巨人】2021年ドラフト1位/大勢


巨人のドラ1大勢は素晴らしいシーズンを送った。開幕から守護神を任され、4月に角三男(現・盈男)氏の持つ球団新人最多セーブ記録7を更新し、37セーブを挙げた。これはライデル・マルティネス(中日)の39S、マクガフ(ヤクルト)の38Sに次ぎ、山崎康晃(DeNA)と並んでリーグ3位。他チームのビッグネームたちに引けを取らない立派な成績である。

また、山崎康晃と栗林良吏(広島)の持つ新人セーブ記録37に並び、今季セ・リーグ新人王の大本命でもある。

新人王争いのライバルになるのは湯浅京己(阪神)。最優秀中継ぎ投手を獲得。同じ巨人の山崎伊織やヤクルトの木澤尚文、阪神の西純矢らも新人王有資格者だが、湯浅京己以外は大勢のインパクトには及ばないだろう。

大勢の魅力といえば、果てしなくサイドスローに近いスリークォーターの変則フォームから繰り出す最速158キロの直球で三振を奪えるところ。切れ味鋭いスライダーやフォークでも空振りを取れる。クローザーは失点しないことがファーストプライオリティだが、それ以上に三振が奪えないと話にならない。その意味で、大勢は巨人の歴代クローザーの中でも最強かもしれない。

出典:『がっつり! プロ野球(32)』

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