デビュー戦で13人連続アウトを記録！阪神の次世代エース候補としてポテンシャルは示した森木大智

今季も“前評判に偽りなし”の新人が続々！2022プロ野球ドラ1ルーキーの現在地

ドラ1ルーキーというのは即戦力として期待されているが、実際はどうなのか。ドラ1たちの現在地を見てみよう。

13人連続アウトの森木大智

【阪神】2021年ドラフト1位/森木大智

阪神のドラ１森木大智は8月の中日戦でプロデビューを飾った。中学時代に軟式で１５０キロ超えを記録し、高校時代の最速は１５４キロという阪神の次世代エース候補だ。デビュー戦は13人連続アウトを奪ったものの、６回３失点で負け投手に。

９月のＤｅＮＡ戦でも先発登板したが、打線につかまり２回2/3を投げて５安打５失点。降板を余儀なくされ、２敗目を喫している。今季２試合に先発登板し、８回2/3を投げて０勝２敗、防御率６・23、６奪三振という成績だ。

Ａクラス争いをしていた阪神のチーム事情もあって、再び登板機会に恵まれることはなかったが、次世代エース候補としてのポテンシャルは示せたのではあるまいか。

直球のスピードだけでなく、変化球のキレや精度も森木のウリ。マウンドさばきやメンタル面の強さにも特筆すべきものがある。来シーズン、さらにブラッシュアップして、まずはプロ初勝利を目指したい。１勝を挙げれば景色も変わるはずだ。

出典：『がっつり! プロ野球(32)』