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佐々木朗希のように1年目は体作り!三浦大輔監督の「18」を引き継ぐDeNA将来のエースとして期待の小園健太

Text:西沢直

今季も“前評判に偽りなし”の新人が続々!2022プロ野球ドラ1ルーキーの現在地

ドラ1ルーキーというのは即戦力として期待されているが、実際はどうなのか。ドラ1たちの現在地を見てみよう。

今季は体づくりに終始した小園健太

【DeNA】2021年ドラフト1位/小園健太


阪神と競合し、抽選の末DeNAにドラ1として入団した小園健太の背番号は「18」。三浦大輔監督が背負っていた番号を引き継いだだけに、〝将来のエース〟として期待の大きさがうかがえる。

春季キャンプから1軍に帯同し、実戦登板にはいたらなかったもののプロの空気を肌で感じられたはずだ。その後のフィジカルチェックで体のサイズに比べて筋肉量がまだ足りないと判断され、3月からは2軍に合流。ブルペンに入ることなく体づくりに励んだ。

どんなに優秀なエンジンを積んでいても、ヤワな車体であれば、せっかくのエンジンのパフォーマンスを100パーセント引き出せない。優秀なエンジンに見合った優秀な車体にするのが先決であることは、佐々木朗希(ロッテ)や奥川恭伸(ヤクルト)を見るまでもなく、誰の目にも明らかだ。

体づくりのトレーニングは開幕後も続いた。2軍での実戦登板は8月。楽天戦でリリーフとして1回を投げ、三者凡退におさえている。長く実戦から離れていたものの、最速147キロを記録したのは立派。

プロデビューは来季になるだろうが、それまでにしっかり準備だけはしておきたい。高く跳ぶために膝を曲げて重心を落とす。小園の今季はその状態だった。だからこそ来季は高く跳べるはずだ。

出典:『がっつり! プロ野球(32)』

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