球界の三振KINGランキング
当たらなきゃ困るけど、一発打てばもう帳消し!?
打席から一歩も出ずにアウトになってしまう三振。投手との真剣勝負に完膚なきまでに敗れる姿は情けなくもどこか憎めない。そんな打者の散り様、三振についてあれこれ掘り下げてみた。
プロ野球史上初となる途中入団選手による本塁打王に輝いたメヒア
2017年キャリアハイとなる21本塁打を放ちながら、三振数もキャリアワーストの157を記録した梶谷隆幸ですらシーズン1試合平均三振は1.14。シーズン「1試合平均」三振数ランキングを見るとわかるようにワースト10圏外に。
ここでもブライアントが上位3位までを占めるなど圧倒的だが、その中で目立つのがメヒア。106試合の出場で156三振というのもすごい話だが、特筆すべきはこれがシーズン途中の入団で記録したということ。プロ野球史上初となる途中入団選手による本塁打王に輝いたメヒアだが、本塁打同様、積み上げ系の記録である三振でもまた桁違いだった。
三振ランキングに西武8選手が名を連ねる
三振ランキングを見ると西武の選手が目立つ。日本人選手で唯一複数回ランク入りしている中村剛也をはじめ、12球団最多となる延べ8選手が名を連ねている。
思えば伸び悩んでいた中村剛也に対し「三振かホームランでいい」と言葉をかけて中村剛也の1人立ちに力を貸した当時の監督は現役時代、あのブライアントにリーグ優勝を決める一発を献上した渡辺久信。
もしかしたら、彼の現役時代の体験がバットをブンブン振り回してくる西武の選手たちのプレースタイルのベースになっているのかもしれない。
シーズン三振数ランキング
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公開日:2021.02.27