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プロ初安打&初HR放ちようやくスタートラインに立った!鈴木誠也の後釜としても期待高まる中村奨成

Text:小林雄二

覚醒期待のスーパースター候補は誰!?2022プロ野球ブレイク候補を青田買い!

近年のNPBは高卒数年で出てくる選手、大卒でも素材型として見込まれている選手なども増えてきた。そんな事情を加味しながら贔屓チーム以外の若手を見るのもファンの楽しみのひとつでは。来季もブレイク候補、わんさかいますぞ!

ようやくスタートラインに立った未来の正捕手

中村奨成(広島東洋カープ)
■ブレイク確率:60%

ようやくスタートラインに立ったという印象だ。4月16日中日戦で初安打、同25日の巨人戦では勝ち越しを呼び込むフェン直二塁打、5月19日巨人戦ではプロ初先発マスクで九里の完投勝利を演出。そして6月19日のDeNA戦でプロ第1号。ところが印象的な働きをした翌試合はなぜか(ほぼ)スタメン出場機会を与えられず波に乗りきれなかったが、それでも39試合に出場して打率・283、2本塁打、5打点。

その内容にみえるポテンシャルはOB+多くの解説者も認めるところだが、同時に指摘されることも多かった「投手側に傾くバットのヘッド」を秋の段階で「バットを真っ直ぐに立てるかたち」へモデルチェンジ。これで課題である速球への対応力が上がれば「鈴木誠也の後釜」の声も現実味を帯びてくる。

出典:『がっつり! プロ野球(30)』

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