12球団完全データファイル2022
オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!
【オフ&来季の課題】失敗しても挑戦すべき!機動力野球の再興を
新井監督が就任。すでに機動力野球の復活を目指すと宣言している。
今年の打線はヒットを重ねるスマートさはあったが、やはり広島の伝統は機動力野球。3連覇を果たした2016~18年はいずれの年も総得点数、盗塁数はぶっちぎりでリーグ1位。
普通にやっていたのでは、優勝は勝ち取れない。ヒットもホームランも盗塁も欲張ったからこそ、推進力が生まれたのだ。
新井監督の人徳もあって、FA権を取得した野間峻祥、西川龍馬はチーム残留を決めており、来季は開幕から秋山翔吾もいる。外国人選手は全員残留と伝えられるが、就任祝いで一人ぐらい大砲候補を補強してもいいのではないだろうか。
広島東洋カープ過去10年間シーズン成績
2013 野村謙二郎 3位 144試合 69勝 72敗 3分 勝率.489
2014 野村謙二郎 3位 144試合 74勝 68敗 2分 勝率.521
2015 緒方孝市 4位 143試合 69勝 71敗 3分 勝率.493
2016 緒方孝市 1位 143試合 89勝 52敗 2分 勝率.631
2017 緒方孝市 1位 143試合 88勝 51敗 4分 勝率.633
2018 緒方孝市 1位 143試合 82勝 59敗 2分 勝率.582
2019 緒方孝市 4位 143試合 70勝 70敗 3分 勝率.500
2020 佐々岡真司 5位 120試合 52勝 56敗 12分 勝率.481
2021 佐々岡真司 4位 143試合 63勝 68敗 12分 勝率.481
2022 佐々岡真司 5位 143試合 66勝 74敗 3分 勝率.471
3連覇時の主力が高齢化し、世代交代を推進中。若手からも主力が生まれており、新井貴浩新監督の手腕次第ではジャンプアップも十分ある。来季は台風の目になれるか?
出典:『がっつり! プロ野球(33)』
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公開日:2023.01.12