田中広の右ひざは順調に回復
昨季のチーム打率はリーグ3位で本塁打は4位。攻撃力は平均レベルだったが、得点は591。18
年は721だったから、じつは130点も減少していたのだ。
そこで、得点力を取り戻すためには、持ち前の機動力を存分に生かせるオーダーをお薦めしたい。まず1、2番は田中広輔、菊池涼介。田中広は昨年8月に手術した右膝が順調に回復し、打・走の復活が見込める。菊地とのコンビでチャンスを作り、西川、鈴木誠也、松山竜平の中軸につなぎたい。また、足のある西川、鈴木は盗塁技術を高めて成功率を上げたいところ。そして下位の6番はメヒア、7番は會澤で、8番に野間峻祥を置けば、上位につながりやすい。
守りは昨季87失策で守備率はリーグ4位。田中広の不調の影響で遊撃全体で20失策と、鉄壁の二遊
間が不安定に。外野は無難も、今季は内野の改善が課題だ
ーー次回【中日ドラゴンズ編】へ続く
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(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)
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公開日:2020.05.22